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    2015年9月〜12月読了本

    2015年の読書メーター
    読んだ本の数:71冊
    読んだページ数:22522ページ
    ナイス数:2940ナイス

    なごり歌 (新潮文庫)なごり歌 (新潮文庫)感想
    こんな優しい雷獣さんたちに私も会いたい。
    読了日:12月24日 著者:朱川湊人
    人魚の眠る家人魚の眠る家感想
    東野さんの『秘密』系かな。途中までは、薫子の、金に物を言わせての行動が少し鼻についたけど、母親なら、ましてお金があるなら、そうしたい気持ちは良く分かる。最後の方は『秘密』同様号泣してしまいました…。
    読了日:12月9日 著者:東野圭吾
    リターン (幻冬舎文庫)リターン (幻冬舎文庫)感想
    『リカ』をすっかり忘れてしまっていたけど、しっかり思い出させてくれました。ドラマの印象が強くて、どうしても「たかおさん」が阿部ちゃんにしか思えなくて、でも、それもあれもこれもない阿部ちゃんは想像ができない…。そしてまだ続くのか…。これも愛なのか…。
    読了日:12月9日 著者:五十嵐貴久
    自画像自画像感想
    独白形式が、湊かなえっぽいなぁと思いながら読み進めていって、普通の学校イジメ物語かと思いきや、語り手が代わってからはこの話の方向性が全く見えなくなった。重い、暗い、陰湿…。何もかもが。だけどこういうことをする人たちが実際にいればいいのになと思えた。
    読了日:12月2日 著者:朝比奈あすか
    ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)
    読了日:12月2日 著者:北川恵海
    ペンギン鉄道なくしもの係 ((幻冬舎文庫))ペンギン鉄道なくしもの係 ((幻冬舎文庫))感想
    ペンギンさんがぶたぶたさんのようにぬいぐるみでなくて本物なので驚いた。てっきりファンタジーかと思ったら…最初のお話の飼い猫に対する気持ちが、愛猫さんを送るたびに「もっとしてあげられることがあったのでは」と後悔ばかり繰り返す私には痛々しかった…。そして最終章、このお話のためだけにこれまでの登場人物は存在していたのかな。本物のペンギンが駅にいる理由も、何もかも納得。暖かい涙が溢れて心も暖かくなりました。当時、あのペンギンのCMソングは誰が歌っているのかと話題になっていたような。聖子ちゃんファンなので懐かしい。
    読了日:11月26日 著者:名取佐和子
    強欲な羊 (創元推理文庫)強欲な羊 (創元推理文庫)感想
    『ストックホルムの羊』がとても好み。最後のは昔フジテレビで深夜にやってたオムニバス形式の怖いドラマ『トリハダ』で見たようなシチュエーションで、でも誰が誰なのかよく分からなかった…。
    読了日:11月10日 著者:美輪和音
    最後の花束: 乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)最後の花束: 乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)感想
    女こわし…の短編集だけど、相手のおっさんたち(若いのもいたか)がしょうもなすぎるから、これでいいのだ。
    読了日:10月19日 著者:乃南アサ
    働かないの―れんげ荘物語 (ハルキ文庫)働かないの―れんげ荘物語 (ハルキ文庫)感想
    何か事件が起こるわけでもなく、ただ淡々と日々を過ごす48歳独身女性のキョウコさんの日常をどうして読んでしまうんだろうか…と、ふと考えてしまった。同い年だけど、性格も生活もまるで違うけど、私の中にもキョウコさんみたいな部分もあったりするからかな。今回は今にも崩れそうなれんげ荘に新たな住人も加わって、またそれも良い人そうで、キョウコさんの今の生活は良い人ばかりに囲まれていて本当にほっとする。きっと「ほっ」としたいから読んでしまうのかもしれないな。
    読了日:10月2日 著者:群ようこ
    チェインドッグ (ハヤカワ・ミステリワールド)チェインドッグ (ハヤカワ・ミステリワールド)感想
    装丁からは想像できないおぞましさ…。この本が出たのが先なのに、つい最近の大阪の事件を思い起こさせるような犯人像(見た目とかは全く違うのに…)。なのでとても物語とは思えず。ただひたすら怖かった。最後も「ぎょっ!」
    読了日:9月29日 著者:櫛木理宇
    服を買うなら、捨てなさい服を買うなら、捨てなさい感想
    今度こそ…と思わせてくれる本。でもって、たんすの中身がまた黒グレー紺だけになってもいいんだ…と安心したかも。もう絶対着ない色の服を買うのはやめよう。と、強く心に誓ってみる。だけかな…。
    読了日:9月26日 著者:地曳いく子
    あと少し、もう少し (新潮文庫)あと少し、もう少し (新潮文庫)感想
    駅伝ものと言えば、三浦しをんさんの『風が強く吹いている』がとても好きだったけど、この中学生たちもものすごくいい。6区間それぞれのランナーが襷を渡していくリレー形式で主人公が変わっていくたびに、「あのとき」の真相が明らかになったり、それぞれの胸の内が明らかになっていくのがすごくいい。そしてみんなが走ることが本当に好きで好きでたまらないという爽快感みたいなものがすごく伝わってきて、野球というチームプレーでつまづいた部長の桝井君が、襷を繋いでいく駅伝で、みんなと一つになれたことがすごく嬉しかった。読後感は最高。
    読了日:9月26日 著者:瀬尾まいこ
    ワクチンX(エックス)ワクチンX(エックス)感想
    桂さんと垣谷さんの共通点というか(ここに山田悠介さんも加わるかな)、もしも日本にこんな制度があったなら…というような近未来的なお話。自分に足りない性格を絶妙な配合で補強してくれるワクチンが開発されたものの、20年目にしてワクチンがどんどん死滅してしまい、ワクチンが切れてしまったとき、はたして人々はどうなってしまうのか…というような。私なら…と色々と考えさせられるけど性格が変わったら幸せになれるものなのかどうか…。できるなら「優しさ」と「思いやり」は注入したい気がするけど…。
    読了日:9月26日 著者:桂望実
    蘇生蘇生感想
    ここ立て続けに五十嵐さんの本を買って読んでるけど、何だかかつて東野さんを崇拝していた頃のよう…はずれなし。あの日、あのとき、九死に一生を得たものの、家族を失い、住む町を奪われ、仲良しだった小学生6人組はそれぞれの場所でLINEで繋がり、あれからを別々に生きてきた。そんな仲間の一人が亡くなったと聞き、3年ぶりに集まることに。そして最果ての北の大地で彼らに再び試練が訪れることに…。みんなで火を囲んで打ち明け話をしているシーンが、まるで映画のスタンドバイミーのよう。「あの日に戻れたら…」切実過ぎて心が痛くなる。
    読了日:9月26日 著者:五十嵐貴久
    Aではない君とAではない君と感想
    「心を殺すのと、体を殺すのとどちらが悪いことなのか」両親の離婚によって、仕事にかまけて息子のことを知ろうともしない母親と、再婚相手との今後に思いを馳せ、息子の現住所さえ知らなかった父親。そんな我が子を顧みなかった両親につきつけられた厳しい現実。そして息子が逮捕されてから、ようやく必死になって息子のことを知ろうとする父親。そんな父親に頑なに口を閉ざしたままの息子が決して語ろうとしなかったおぞましい真実。何とも重い読後感。被害者の子の本心というか、そういうことをした理由を知りたい。あまりにひどいから。
    読了日:9月19日 著者:薬丸岳
    黄泉醜女 ヨモツシコメ黄泉醜女 ヨモツシコメ感想
    初読みの作家さん。過去に壮絶な男性体験を持ち、自分の容姿に全く自信を持てない女性作家が、「官能小説家」から脱却するために婚活サイト殺人のあの女のことを本に書くことになり、女の関係者から取材をしていくというお話だけど、それ関係で以前に読んだ『毒婦』に肉付けして、もっと女のどろどろした怖さを垣間見たという感じ。女性が初対面の女性に抱く印象とか、本当は大嫌いなのに表面は仲良くするとか、そういうの本当に嫌だなぁと思うけど、自分だってきっと思ってしまうときがある。ここまでじゃないと思うけど。にしても、嫉妬なのかなぁ
    読了日:9月14日 著者:花房観音
    れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)感想
    うーん、45歳で仕事を辞めて、貯金を切り崩して月10万でのぼろアパート生活…働かなくていいのは少し羨ましい気もするし、四季の移り変わりを目の当たりに感じられるキョウコさんの生活(梅雨の湿気や夏の蚊の大群などなど)は、人間的には豊かだなぁと思えるけど、私はそういうキョウコさんの生活を垣間見させていただくだけで十分楽しめたかな。お母さんはあんなだけど、姪っ子たちは理解あって良かったね。
    読了日:9月14日 著者:群ようこ
    十号室十号室感想
    可愛がってくれた叔母が遺したアパートに引っ越すことになった姪の詩乃。濃密な人間関係が構築されているこの古びたアパートで偏屈者だった叔母だけは誰とも関わらずに生きていたようで、実は…。そして皆が口を噤んでしまう20数年前の事件とは…。周囲の住人から『十号室』と呼ばれる叔母のことを何だか嫌われ松子のように思えたのは、同じ教師だったからかな?叔母さんが生前住人に言った言葉や生き方は、なかなか胸にくるものがあって、このアパートに住み続けた理由も分かるけど、まず5歳児を一人にしたらあかんでしょ!と思えてしまった…。
    読了日:9月8日 著者:加藤元
    エール! 1 (実業之日本社文庫)エール! 1 (実業之日本社文庫)
    読了日:9月7日 著者:大崎梢,平山瑞穂,青井夏海,小路幸也,碧野圭,近藤史恵
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      2015年5月〜8月読了本

      鳴いて血を吐く鳴いて血を吐く感想
      読友さんのレビューで初めて知った作家さん。強烈なインパクトのタイトルとドロドロの愛憎劇というのに惹かれて…。タイトルはそういう中国の故事?があったのですね。知らなかった、そしてすごい。最初はまあ、田舎の旧家で過去の栄光をひきずったままのおっさんが好き放題やってる痛々しいお話、と思ったら、えっ母よあなたもか!そしてあんたたち、何者?的な急展開。最後の方の「バケツ!」「ウ〇コ!」のやり取りは何だか馬鹿馬鹿しくなってしまったけど。兄の不動は鈴木亮平さんのイメージで読んでしまったけど、多聞は誰だろう?
      読了日:8月21日 著者:遠田潤子
      ゴルゴタ (徳間文庫)ゴルゴタ (徳間文庫)感想
      妊娠中の妻と義理の母を残虐に殺された自衛官の真田。少年犯罪ということと自衛隊へのバッシングから、無罪にも等しい処分ですぐに社会復帰してきた彼らをこれでもか、これでもかという残酷な方法で次々と追い詰めていく真田。けれど単なる復讐ではなく、そこには真田の「大義」があった。エンタメとして読むから「やれやれー!もっとやれー!」と思えたけど、実際にはこうしたくても出来ないだろうし、ターミネーターでもない限り。武器の説明とかマニアックすぎるところは斜め読み。でも今まで読んだ復讐物の中では一番すっきりした。
      読了日:8月21日 著者:深見真
      赤の他人だったら、どんなによかったか。赤の他人だったら、どんなによかったか。感想
      図書館で借りたら貸し出し票のタイトルの横に児童書の文字が…そうだったのね。なので当然読みやすいからすいすい読めたけど、内容的にはとても重い。隣町で起こった通り魔事件の犯人が遠い親戚?その娘が同じ中学に転校してくる?すぐに身の上がバレてクラスでいじめられる彼女、そんなシチュエーションで中学生の風雅たちに何がしてあげられるのか?最後の方はうまく出来すぎだけど、児童書なので夢も希望もないよりかは全然良かったかな。
      読了日:8月21日 著者:吉野万理子
      民王 (文春文庫)民王 (文春文庫)感想
      ドラマがあまりに面白いのでつられてしまった。総理大臣の父親と就活中の大学生のバカ息子の入れ替わりもの。息子の設定はドラマと若干違うけど、ドラマの方が、息子に入れ替わった女子っぽくて可愛いエンケンさんが見られるから楽しい♪なるほど入れ替わったのにはそんな陰謀が…。入れ替わってからの親子と秘書たちの会話がいちいち面白いから読んでる電車内でにやにやしっぱなしでした。ドラマのエンディングのダンスも楽しくて何度も見てしまいます。9時とか10時にやってほしかった…。
      読了日:8月21日 著者:池井戸潤
      朝が来る朝が来る感想
      最初は単なるママ友ものかと思ったら、えっ‼そうなの?それなのにそんなに絆は強いの?というのが最初に思ってしまったことで、その後の経緯を両方の立場から読むことが出来て、何度も涙が溢れてしまいました。ひかりは馬鹿だけど。どうして誰かを頼らないのか、頑なな性格があまりにも憐れな気がしてしまった。読んでる間、どうしてもひかりが志田未来ちゃんにしか変換出来なくて、でもあの時のドラマの母親とは雲泥の差だったけど。
      読了日:8月14日 著者:辻村深月
      炎の塔炎の塔感想
      まさに日本版、小説版の『タワーリングインフェルノ』❗子供の頃から大好きすぎて、DVDも持っていたし、もう何度観たかわからないほど、細部まできっと覚えてる映画なので、この本が出ると知った時にはもう読みたくてたまらなかったのに、いざ読み出してから約一ヶ月もかかったのは主人公がスティーブマックイーンではなかったからかも…ここは、ここだけは、マックイーンの役どころだけは変えないで欲しかったというのが正直な感想。内容はもちろん面白く、後半からの八方塞がり感に手に汗握って読めました。
      読了日:8月13日 著者:五十嵐貴久
      学校のぶたぶた (光文社文庫)学校のぶたぶた (光文社文庫)感想
      ぶたぶたさん、もう21作目なのですね。学校のカウンセラーなんて、ぶたぷたさんにぴったりすぎる…。確かにぶたぶたさんと話していても誰にも気付かれないだろうし、ぶたぶたさんに会うだけでも癒されてしまうし、悩みがなくても会いたいし。ぶたぶたさんが中庭のベンチで広げるお弁当も見てみたい!でも「おにき゜らず」は、私には普通のおにぎりよりも難易度が高いのだけど…。
      読了日:8月6日 著者:矢崎存美
      神様ゲーム (講談社文庫)神様ゲーム (講談社文庫)感想
      表紙の猫さんはこんなにラブリーなのに(足元は怖いけど)中身が全くかわいくない。小学生の子どもたちが近所で頻発している猫殺しの犯人探しをするうちに「神様」の力で事態は思わぬ方向へ…。うーん…「え、ちよっと待ってそうなるとその直前までの推理は全て覆ってしまうのではないのか?」と思えたんだけど、真相が良く分からない。途中のオーメンっぽいシーンが想像しても怖いし。小学生向きではないよなぁ。
      読了日:7月28日 著者:麻耶雄嵩
      リバースリバース感想
      珈琲の淹れ方を本格的にやってみたくなる程おいしそう。過去に起きた友人の事故の原因に纏わるミステリー、なんだけど、男の人のグループというものが私にはあんまりぴんと来なくて、友人関係をそんな風に見るものなのかなと不思議でした。ぱっとしない男子が華やかな男子にまとわりつくとかそういうの…理解しずらかったし、主人公の性格がなんか嫌い。いや、そこは「僕も行くよ」でしょう、普通。それではこの物語にならないか…。そして最後は久しぶりに「ああ、湊さんだなぁ」という感じで良かったです。奈落の底に突き落とす、みたいな。
      読了日:7月25日 著者:湊かなえ
      恋愛検定 (祥伝社文庫)恋愛検定 (祥伝社文庫)感想
      恋愛と名のつくものが苦手だけど、桂さんコンプリート中なので仕方なく読むことに。恋愛の神様が突然現れて受検資格を言い渡されて、相手がいてもいなくても否応なしに受検させられる「恋愛検定」。なるほど、桂さんなのでべたべた甘あまな展開になるわけないかと一安心。マイスターの彼女の恋愛を操る技は感心したし、もててるつもりでも実は…という4級の最初の彼女のも妙に納得。サイクリングの彼の鈍感さも、あーなるほどこういうのはNGなのかとか、自分には関係なくても結構「あるある」で面白かった。なかなか為になるかも。
      読了日:7月25日 著者:桂望実
      贖い贖い感想
      五十嵐さんといえば、『リカ』の背筋も凍る戦慄のホラーと『パパと娘の七日間』のほのぼのコメディタッチしか読んだことなかったから、前作品とのあまりのタッチの違いに愕然。一瞬横山さんか思うような渋い警察小説でもあり、昔の貫井さんの書きそうな重苦しいタッチでもあり、これはもう私の中では今年のナンバー1かも。同時期に起こった子どもが犠牲の全く異なる3つの事件。3県それぞれで地道な捜査が進められる中、浮かび上がる一人の男と追い詰める捜査官。最後の方は一瞬映画の『SAW』を思い出してドキドキしてしまった。最後まで凄い。
      読了日:7月8日 著者:五十嵐貴久
      線の波紋 (小学館文庫)線の波紋 (小学館文庫)感想
      何とも胸糞悪い読後感というか、久しぶりに本を投げつけたくなってしまった。誰かが誰かを守ろうとした物語?最初の幼児誘拐の被害者の母親の旦那だか何だか知らないけど、そんなことされたら私なら離婚すると思うけど…。誘拐された子どもの母親も冷静で変。その後の警察官志望の会社員の殺人事件のメールの件も、こんなことされて何か思うところあるだろうか?と疑問。女刑事さんの恋愛も????だったけど、エピローグで謎が解けてぞぞぞぞっとしてしまった。嫌な親子愛。微笑み殺人の微笑みの理由だけは納得。
      読了日:7月4日 著者:長岡弘樹
      花嫁 (幻冬舎文庫)花嫁 (幻冬舎文庫)感想
      絵に描いたように幸せそうな和菓子屋の四人家族の長男に結婚話が持ち上がり、彼女を家に連れてくるというところから始まり、家族四人、妹、兄、父、母の独白によって徐々に暴かれていく一家の秘密…。妹の章でどう転ぶのか分からなかったけど、兄、父で少し軌道修正されて母親で一気に怒涛の展開というか…。しいて言えば母親の気持ちが一番理解できなくもないけど、それで良かったのかなぁ…という感じ。どうしてそうなるのか、弓子さんのキャラが良くわからなかった。
      読了日:6月27日 著者:青山七恵
      WE LOVE ジジイ (文春文庫)WE LOVE ジジイ (文春文庫)感想
      なんとも地味な壮丁なんだけど…でもこれが全てを物語っていて、輪投げ大会で村おこし、もそうなんだけど、実にシンプルで分かりやすい挫折と再生の物語。わけあって仕事も家族も失って、一人ぼっちでコンビニもないような田舎町で暮らし始めた元クリエーターの主人公。ひょんなことから村おこしのアイデアを求められ、思いつきで放った一言から、外国人労働者や村の重鎮のジジイたち全てに関わるようになり、自分自身も過去の傷と向き合うようになって…。ジジイと子どもを書かせたら桂さんの右に出るものはいないと個人的には思うので、今回も◎
      読了日:6月23日 著者:桂望実
      さよなら、ニルヴァーナさよなら、ニルヴァーナ感想
      これとか五十嵐さんの『贖い』とか、神戸の事件を題材にした(と思われる)本が、手記と同時期に刊行されたのは、出版社の意図するところなのかどうかは分からないけど、あくまでも小説としてのここに出てくる殺人者を、せめてあんな母親が出しゃばってこなければこうはならなかったのかどうなのか、一瞬同情しそうになって、でも、「彼」を守るために多大なお金が投入されているというのに、守る必要があるのかどうか、ものすごく嫌な気持ちになって、最後はやっぱり綺麗に書かれすぎている気がして怒りがわいてしまったかも。そしてこの表紙は誰?
      読了日:6月20日 著者:窪美澄
      イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)感想
      以前にテレビ番組で有田さんがこの本の話をされてから、あれよあれよという間に映画化されちゃってたんですね。テレビの力ってすごいなぁと感心してしまった。随分と前から噂には聞いていたけど大して気になってなかったのに、今回の映画化で、ラストがものすごく気になってしまって読まずにいられなくなってしまった…。合コンで知り合った男の子と女の子が、惹かれあって恋をして…というなんともむず痒くなるような展開で、初々しくて微笑ましくて…が、ほー、そういうことだったのか…なるほど、あっちゃんはまり役っぽい。怖いし。
      読了日:6月9日 著者:乾くるみ
      キネマの神様 (文春文庫)キネマの神様 (文春文庫)感想
      みんなが絶賛しすぎて、今まで避けてきた作家さん初読み。読みやすくて、分かりやすくて、何だかドラえもんの世界みたいだなぁと思えた。「こんなこといいな、できたらいいな」という感じかな。
      読了日:6月5日 著者:原田マハ
      週末は家族 (朝日文庫)週末は家族 (朝日文庫)感想
      「家族とはこうであらねばならない」というのは思い込み。恋愛感情を持てない瑞穂、独身でいると面倒なことが多いからと結婚を決意した大輔。そんな二人が、訳あって、週末里親制度を利用して仮の家族として、母親から見捨てられた「ひなた」と暮らすうち、ゆっくりと確実に家族以上の絆を築いていく物語。桂さんらしい一筋縄ではいかない目から鱗の家族小説。最初は子どもの扱いにも不慣れで不器用だった瑞穂さんが一番成長したような。虐待するような親よりも、こっちの方が幸せになれるならこういう家族が増えればいいのかもしれないと思えた。
      読了日:5月16日 著者:桂望実
      ハタラクオトメ (幻冬舎文庫)ハタラクオトメ (幻冬舎文庫)感想
      料理が得意で食べるのも大好きな、中堅どころの時計メーカーで働くごくごく普通のOL「ごっつぁん」が、企画部以外から寄せ集められた女性だけのチームのリーダーを任され、新製品を開発していくというお仕事小説。と書いてしまえばそれまでだけど、事務しか知らない私には全く未知の世界で、自分も新製品の開発に関われたような、わくわくはらはらを体験させてもらえたような。ごっつぁんが提案したその新製品、実際にあったら欲しいと思えたし、自分だったら、どんな機能のついた時計が欲しいかなとか、考えながら読めて楽しかった。
      読了日:5月9日 著者:桂望実
      槐(エンジュ)槐(エンジュ)感想
      『土漠の花』学生版という感じ。キャンプ場が封鎖され、殺戮が繰り広げられ、理不尽に人々の命が奪われ、こんなの相手にどうやって生き残れるのか…と、暗澹たる気持ちになったけど、なるほどそうだったのか、という感じ。こんな状況だけど、悪者をばっさばっさとやっつけるさまはスカッとしてしまう。そして、その人の言う「別の世界の出来事ではない」というのがやけに心に残ってしまった。読後感はなぜか爽やか。映像化で教頭先生を見てみたい。
      読了日:5月7日 著者:月村了衛
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        2015年1月〜4月読了本

        過ぎ去りし王国の城過ぎ去りし王国の城感想
        「冒険ファンタジー!」と銘打たれた時点で「読むまい!」と決めたのに、読友さんたちの感想を読むと、読まずにいられなかった…。最近の宮部さんにしてはページ数も少ないし、文字数も少なくて格段に読みやすかったけど、そのせいか初期の頃の宮部さんのような感じが…。絵の中のお城の中にいる少女は、いったい何故そこにいるのか、誰が、何のために…と、気になって一気読み。ネグレクト?の辺がさらっとしすぎてて、その辺の真実が気になった。スクールカーストも、もっと何とかしてほしかったかな…まあ、こっちの方が現実的なんだろうけど…。
        読了日:4月30日 著者:宮部みゆき
        岩窟姫 (文芸書)岩窟姫 (文芸書)感想
        読み始めのワクワク感が途中で薄れてきてしまって、最後の最後で『サクリファイス』を読んだときの「ぞぞぞっ」とするほどの納得感というか、「おーっ、そこまで考えてのうえで…」という深いものを読み取ったけど、深読みしすぎかな。
        読了日:4月30日 著者:近藤史恵
        絶唱絶唱感想
        トンガと日本、震災がどのように関係していくのかと思ったら…とても素敵な繋がり方でした。焼そば、読み終わった後に食べたくなって、そうやって作ってみたら美味しかった。トンガの人たちの教会で祈りを捧げる行為の意味も素敵。最終章のは、湊さんご自身のお話なのかなと思えたけど最後のページで涙がどっとあふれました。
        読了日:4月30日 著者:湊かなえ
        お引っ越しお引っ越し感想
        ゲジゲジこわい。
        読了日:4月23日 著者:真梨幸子
        ナイルパーチの女子会ナイルパーチの女子会感想
        内容が、途中からホラーかと思えるぐらいに怖かった。ストーカーの心理ってそういうものなのかと、でもすごく面白くて怖いもの見たさで目が離せないというか。ほんの少しだけなら、そんな感情も若い頃にはあったのかもなぁと…。そもそも若い頃に「女子会」という言葉はなかったような気がするけど。
        読了日:4月13日 著者:柚木麻子
        エイプリルフールズ (ポプラ文庫 日本文学)エイプリルフールズ (ポプラ文庫 日本文学)感想
        登場人物が多くて結構ごちゃごちゃしてるから、映画の方が分かりやすくて面白そうかな。キャストはほぼはまってると思うけど、双子の占い師さんは阿佐ヶ谷姉妹としか思えなかった…。映画では誰なんだろう。
        読了日:4月13日 著者:古沢良太,山本幸久
        冥の水底冥の水底感想
        久々の2段組本。ページ数も多くて、読めるかな?と一瞬躊躇したけど読み始めたら面白いから一気読み。山奥の集落から東京へ出てきて、他人から馬鹿にされたりひどい目に遭わされても、ひたすら彼女のことだけを考えて耐え忍ぶ「シズク」が、どんどん変わっていってしまうのが哀しい。「今生は失敗」と言われたけど、そうなんだろうか。普通の人間よりもよっぽど優れているように思えるのに…。映像化するのは無理があるのかな?でも、ぜひ「シズク」をどんな役柄でもこなせる窪田君で見てみたいような。
        読了日:4月13日 著者:朱川湊人
        三匹のおっさん ふたたび (新潮文庫)三匹のおっさん ふたたび (新潮文庫)感想
        今月からまたドラマが始まるということで、文庫化も嬉しい。前回のドラマで既に使われていたのも何作かあって、そのキャストでしかもう読めなくなってしまっていたけど十二分に楽しめました。安定の面白さ。ずっと続けて読みたいです。
        読了日:4月6日 著者:有川浩
        誓約誓約感想
        小学生の娘と、妻と3人、仕事にも恵まれ、幸せに暮らしていた男に届いた、過去の約束を促すための一通の手紙。「あの男たちは刑務所から出ています」。『一度罪を犯したら、人はやり直すことはできないのだろうかーー。究極の問いを突きつける長編ミステリー。 』ということで、大好きだった真保さんの『繋がれた明日』のようなものかと思ったけど、誰が何をしたのか、が結構出てこなくて終盤に畳み掛けるような怒涛の展開というか、びっくり仰天また仰天。驚きはしたけど、そこまで考えさせられるものではなかったような。
        読了日:3月28日 著者:薬丸岳
        臣女臣女感想
        3メートルとか4メートルの人間が家の中で暮らすとどうなるんだろう…と想像してみたけど、進撃の巨人しか思い浮かべられなかった。夫の浮気を知ってしまった妻が日に日に巨大化していく、巨大化するにはものすごい苦痛を伴い、夫は日々妻の介護に明け暮れる。処理しきれなくなった汚物にまみれ、近所からは苦情が寄せられるようになり…。どうして巨大化するのかなぁと思っていたら、最後の最後に謎が解けた気がした。哀しい愛だなぁ。そもそも浮気をした夫が悪い。
        読了日:3月24日 著者:吉村萬壱
        雨に泣いてる雨に泣いてる感想
        3.11の震災で、女性記者を救った僧侶に隠された過去、10年前に起こった重大事件の犯人なのではと疑惑を抱いた新聞記者は男の過去を暴こうと動き出すのだが…。過去の犯罪の元となる出来事がこんなの絶対に有り得ないとしか、私には思えず…。タイトルも最後にとってつけたみたいだし。何か腑に落ちない。
        読了日:3月20日 著者:真山仁
        僕とおじさんの朝ごはん僕とおじさんの朝ごはん感想
        あらすじだけ読んで想像していたのとは違って、とても重くて、いい意味で裏切られた。過去の喪失から何をやるのも本気になれず、ケータリングの仕事でさえいかに手を抜いて儲けるか、ということしか頭になかった不惑の男「おじさん」が、「僕」と出会って、仕事にも本気で打ち込むようになるのだけれど…。半分までは、「楽に死ねる薬」を売ってくれるというケータリング業者を探しているお客たちと、無関係なケータリング業の「おじさん」との話で、このお話はどこへ向かうのだろうと全く予測がつかず。最後は桂さんらしい、心に痛みを伴う話かな。
        読了日:3月14日 著者:桂望実
        運命の人はどこですか? (恋愛小説アンソロジー) (祥伝社文庫)運命の人はどこですか? (恋愛小説アンソロジー) (祥伝社文庫)感想
        瀬尾さん目当て。意外とタイトルと壮丁の甘さは感じられない短編ばかりで、「運命の人」といっても、男女のそればかりではないのだよなぁと感心しました。西さんの本は好きなときと、よくわからないときがあるけどこれは後者。柚月さんのは、そのドラマ、タイトルは知ってるんだけど内容を知らないからイマイチ入り込めなくて残念。「嘆きの美女」以来主人公がみんな森三中の黒沢さんに脳内変換されてしまうので今回も例に漏れず。瀬尾さんの「ロミオ」は、やっぱりじーんとして良かった。瀬尾さんの描く「おじいちゃん」が大好きなので。
        読了日:3月3日 著者:飛鳥井千砂,彩瀬まる,瀬尾まいこ,西加奈子,南綾子,柚木麻子
        猫弁と少女探偵 (講談社文庫)猫弁と少女探偵 (講談社文庫)感想
        まさかの春美ちゃんの急展開が一番びっくりの巻。相変わらずの百瀬の、依頼人や動物に対する優しさも、大福さんへのどんどん強くなる感情も、彼女の気持ちに対する鈍感さも、大家さんや野呂さんや七重さん達の優しさも、読んでいてとても暖かくて安心する。ずっとずっと読んでいたいけど、あととうとう一冊を残すのみ…。読み終わったら次にこんなに好きになれる本にいつ出会えるのやら。もうないかもしれないなぁ。
        読了日:2月28日 著者:大山淳子
        奴隷小説奴隷小説感想
        時期的に読むときつい内容だった…。
        読了日:2月24日 著者:桐野夏生
        嗤う淑女嗤う淑女感想
        言葉巧みに相手を操り、助けを請う人を破滅へ追い込む「稀代の悪女」美智留。年代ごとに話が切り替わるところや、主人公の本当の気持ちが分からないという点で、確かに『白夜行』と通じるところがあったけど、何故か薄っぺらな気がしてしまうのは何でだろう。「愛」がないからか…。何のためにというか、理由がわからない。本当にただの悪い人が悪いことしてるだけというか。結局こういう結末を書きたかったから、無理なことがたくさんあったような。求めるものが違っただけで、これはこれで面白くはあったけど。
        読了日:2月18日 著者:中山七里
        猫弁と指輪物語 (講談社文庫)猫弁と指輪物語 (講談社文庫)感想
        何故だか猫弁を読むと泣く場面ではないのにすぐ涙が出てしまう。通勤電車で読むのに最適な内容なのに、朝から化粧が崩れるぐらいに泣いて困る。こんなに好きな人しか出てこない物語を、多分他に知らない。野呂さんや七重さんの過去がじわじわ分かるのも、前のお話で出てきた人たちのその後も、とても丁寧に先を考えて書かれているのだなぁと感心してしまうし、梅園さんと春美ちゃんの今後もとても気になる。そうそう、金城武とまこと先生も。本を読んでいる間中ずっと暖かい気持ちでいられるから、読み終わりたくないんだけど…。
        読了日:2月16日 著者:大山淳子
        冷蔵庫を抱きしめて冷蔵庫を抱きしめて感想
        荻原さんなので軽妙なタッチで読めるけど、しょっぱなのDV男にボクシングで立ち向かうシングルマザーの話は実はめちゃくちゃ怖い話だと思う。2歳の娘にそんなことされて、とっとと別れればいいのに!と腹が立ったけど、ストーカー殺人が頻繁に報じられている昨今、普通に別れることが困難なのだと、つくづく嫌な世の中だと思えた。いまどきの付け心地のいいマスクでコンプレックスだった顔を覆うことが止められなくなった男の話と、ゴミだらけの部屋を片付けられないカメレオン女の話が良かった。まさに現代人の心の闇、という感じ。
        読了日:2月10日 著者:荻原浩
        たった、それだけたった、それだけ感想
        不倫相手のOLに贈賄を告発され、促されるままに妻子を捨てて逃亡した男。何の落ち度もなく、取り残された妻と幼い娘。そして幼かった娘の「ルイ」は父親を知らないまま成長し…。不倫相手、妻、逃亡した男の姉や「ルイ」の学校の先生、ルイの元同級生、と視点が変わるたびに成長していく「ルイ」の物語だったのかな。一章めの不倫相手同士の喧嘩がばかばかしくて、男が逃げる過程も何か解せなかったので、そこで読むのを一旦辞めようかと思ったけど、途中で辞めなくて良かった。トータのキャラが何よりいいし、最後の章での希望の光が何かいい。
        読了日:2月9日 著者:宮下奈都
        パレートの誤算パレートの誤算感想
        点々がない、「パレート」だったのか…てっきり「パレード」と思い込んでいたので、読む前からタイトルの意味を考えていたけど、働き蟻のあれのことだったのか。なるほど。2時間ドラマを見ているような感じでサクサク読めた。
        読了日:2月9日 著者:柚月裕子
        猫弁と透明人間 (講談社文庫)猫弁と透明人間 (講談社文庫)感想
        まだ二冊目で、あと三冊もこれから読めるのに、もう三冊でお別れなのかと考えただけで悲しくなってしまうくらい、このシリーズが大好きになってしまった。前作よりもキャラ全員に愛着もわくし、新しく登場したオウムの「杉山」も、ひきこもり弁護士の「トウメイ」さんも素敵。最後の方に百瀬が亜子に対して抱いた感情に、もう号泣しそうだったし、大家さんと春美のこれからも気になるし、何よりも前に出てくる些細な事柄の持って行き方が本当にお見事。
        読了日:2月7日 著者:大山淳子
        叛徒叛徒感想
        実の父親のように慕っていた義父の罪を告発し、結果的に自殺に追い込んでしまった中国語の通訳捜査官、七崎。その一年後、息子の部屋で見つけたのは血まみれのジャンバー。自身が通訳を勤める殺人事件の犯人はいまだ捕まらず、息子もまた姿を消してしまい、息子を疑う七崎は息子を庇うために自らも罪を犯すことに…。久々に警察小説を読んだけど、警察組織の内部の話はあまり好きじゃない。息子のために嘘を重ねる主人公に最初嫌気がさして、本を投げつけたくなるくらい腹がたったけど、途中からは、はらはらどきどきし通しだったような。
        読了日:2月7日 著者:下村敦史
        自滅自滅感想
        思った以上にさらっとすぐに読めてしまった…。最後にぞわっとなるような5つの短編集。『雪を待つ』は、その最後は「だめ!」って思ったし、人死に過ぎるし、一番怖かったかも。『ランチタイム』は、近くにそんな人がいたのに孤独だったなんて…と何だか残念。全編どんよりなので、元気なときに読んだ方がいいかも。
        読了日:1月31日 著者:柴田よしき
        店長がいっぱい店長がいっぱい感想
        全国ばかりか海外にも店舗を持つ有名丼チェーン店「友々家」。女社長が一代で築いた「友々家」を二代目ボンクラ社長に譲り渡すと、途端に様々な問題が起き、全国各地の店舗の店長たちにそのしわ寄せが…。本当に老若男女さまざまな「店長」さんがいて(老はないか)、各店舗での奮闘振りが面白い。「す〇家」での騒動も記憶に新しいけど、「す〇家」の鉄火丼を3日連続食べるほどにはまっていたので、お店の皆さんみんな頑張って、と応援したくなる。テーマソング「友達以上になりたいわぁ〜」の歌は、何故か勝手な曲つきで頭から離れないし…。
        読了日:1月26日 著者:山本幸久
        猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)感想
        猫がらみのある問題を解決したことから、大手事務所から独立し「猫弁」と呼ばれるようになった、天才なのに弁護士なのに、何故かお見合い相手に断られ続ける男、百瀬太郎。霊柩車が盗まれるという異例の誘拐事件が起き、事件の解決に借り出されることに…。ドラマをやっていたのは知っていたけど、「猫弁」の「猫」の意味が判らなくて見なかったことを激しく後悔。事務所にもお家にも、随所に出てくる猫さんが可愛いし、結婚相談所の大福さんのキャラも良いし、登場人物が憎めないキャラばかりで、可笑しくて、でもときどきしんみり。すごく好み。
        読了日:1月26日 著者:大山淳子
        我が心の底の光我が心の底の光感想
        皆さんの感想を読んで、ラストにいったい何が…と、どきどきしながら読みました。はじまりはまるで『神の子』や『白夜行』のようなとても救いのない…そして最後、一瞬「はぁ?」となって、開いた口がふさがらないというか…衝撃的といえば確かに衝撃的すぎる。まさか…いや、動機はまだわかるんだけど…にしても、ひどすぎないかなぁ。という感想。それとも、ネグレクトであやうく命を失いそうになって、そういう環境で育ったから…ということなのか、うーん、理不尽といえばそう。主人公に、聞けるものなら聞いてみたいことがたくさんあるような。
        読了日:1月23日 著者:貫井徳郎
        悲嘆の門(下)悲嘆の門(下)感想
        たぶん『英雄の書』を読んでいなくてもこれは面白く読めるのではないかと思えた。存在するということと、実在するということや、「概念」とか、何だかファンタジーというよりも哲学っぽいような。異形の存在が私にはどうしても「デビルマン」にしか脳内変換できなかったけど、デビルマンが好きすぎるので逆にこの話がすんなり受け入れられたのかも。そういうものが本当にいればいいなと思っているので…。事件そのものや孝太郎の周囲の話が現実的過ぎて、こういうものの力に頼らなくてはどうにも気持ちが収まらないのかもと思えてしまった。
        読了日:1月19日 著者:宮部みゆき
        悲嘆の門(上)悲嘆の門(上)感想
        宮部さん大好きだけど、宮部さんのファンタジーはちょっと苦手で、なので『英雄の書』は読めなかったけど、これはその続編でも少しファンタジー要素が少なめかなと期待。死体の一部を切り取るという連続犯罪をきっかけに、サイバーパトロールのバイトにうちこむ大学生、孝太郎、元刑事の都築はそれぞれの事情から事件と深く関わることに。そして二人が出会うもう一人の異形の存在…。ここまでは普通に面白く読了。読みながら、なぜか昔筒井さんの『七瀬三部作』を思い出した。あれとこれとそう違わないかも。
        読了日:1月19日 著者:宮部みゆき
        避難所避難所感想
        飲んだくれの夫の機嫌をとりながら自身のパート収入で家計を支える福子、離婚後息子を連れて故郷に舞い戻り母親と店を切り盛りする渚、乳飲み子を抱え、封建的な舅の意のままにされる若くて美しすぎる遠乃。大地震後の津波から命からがら生き延びた、年齢も住むところもバラバラだった三人の女たちが避難所で出会い、不自由な生活を強いられながらも懸命に生きる道を模索する物語。冒頭の津波のシーンでは何度も涙が出てきたし、ろくな男が出てこなくて、福子の「なして…」という正直な気持ちが痛いほどよく分かるしラストもいい。読んで良かった。
        読了日:1月16日 著者:垣谷美雨
        ぶたぶたのおかわり! (光文社文庫)ぶたぶたのおかわり! (光文社文庫)感想
        5年ぶりぐらいのぶたぶたさん。もうたくさん出すぎていて、どれを読んでどれが未読かわからなくなってしまったけど、相変わらずの人気ぶり。そしてどんなに久しぶりでもそこにいてくれることがたまらなく嬉しいし、本当にぶたぶたさんの作る料理をどれも食べたい。カフェの朝ごはんもメニュー全部食べたいし、小学生でも作れる炊き込みご飯とか、作ってみたくなったし。でもって、ぶたぶたさんでも体調悪くなったりするのね…。やっぱりおじさんだから、身体には気をつけてほしいものです。
        読了日:1月15日 著者:矢崎存美
        泣きながら、呼んだ人 (小学館文庫)泣きながら、呼んだ人 (小学館文庫)感想
        タイトルだけで、きっと重いんだろうなぁ、虐待とか出てきたら嫌だなぁと思いつつ前から気になっていた本なので思い切って読んでみたら全く想像と違っていたのでびっくりした。まさかのしょっぱな超常現象ネタ…。でも少しほっとしたような。連作短編の各章の主人公の女性たちの名前がそうだったとは、解説を読むまで全く気付かなかったし、解説の方の読みの深さに、ものすごく感心してしまった。読み進むうちに、自分と母親との関係とも重なるところもあったりして、改めてやっぱりこのタイトルだけで泣けてしまうような…。
        読了日:1月5日 著者:加藤元
        敗者の告白  弁護士睦木怜の事件簿敗者の告白 弁護士睦木怜の事件簿感想
        『鬼畜の家』を読みたいなぁと思いつつ、初読みの深木さん。弁護士さんがあまりにも地味なので、サブタイトルなくてもいいのでは?と思えてしまったけど、話の内容そのものは面白かった。セレブな一家の別荘での転落事故によって亡くなったのは妻と小学生の息子。後に届け出られた妻の告発メールによって窮地に立たされる夫。そしてまた祖母宛に届いたメールによって事件は意外な方向へ…。メールや証言によって、誰が言っていることが真実なのかが分からなくなってきて、ころころ騙され続けたけど、最後はタイトルに納得。こういう動機かなり好き。
        読了日:1月3日 著者:深木章子

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