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    邪魔

    邪魔〈上〉邪魔〈下〉

    邪魔〈上〉
    邪魔〈下〉
    奥田 英朗 2004年 講談社文庫
    ★★★★

    小さな綻びから、取り返しのつかない事態へと自ら破綻していく男。
    つまらない夫を持ったがために、しなくてもいい苦労を強いられ、追い詰められる女。

    本屋さんで「邪魔」というタイトルを初めて見たとき、無性に心惹かれた。
    「邪魔」「邪魔」「邪魔」って…考えれば考えるほど残酷な二文字だと思う…。
    女は裏切られ、利用され、踏みにじられて、それまでの平凡な主婦から、どんどん逞しくなっていく。
    家族を守るためには何だってする。

    最初に手にした奥田さんの本がこれだったから、その後をものすごく期待していたのに、最近この手のもの、書いてくれなくて少し淋しい…。伊良部も好きだけど…。


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      戦国自衛隊

      戦国自衛隊
      戦国自衛隊

      昨年上映された方の「戦国自衛隊」をDVDで見て、ちょっとがっかりした撃沈そして今、ドラマの「戦国自衛隊」を見ながら、やっぱり小学生の頃に見た千葉真一のと比べてしまう…。全然別物だとわかっているけど、昔のが出来すぎなのだ…。アクションシーンといい、戦闘シーンといい、千葉真一(今はサニー・千葉?)と夏八木勲の豪快な男の友情といい…何もかもがド迫力すぎた。一瞬だけ映る、薬師丸ひろ子や草刈正雄や真田広之もさすが当時の角川映画のなせるわざだ拍手何より渡瀬恒彦の悪役っぷり。木で作った銃を千葉真一に向けて死んでいくシーンの格好良いこと…。そしてバックに流れる♪お前の優しさに見送られて…荒野を旅するsun goes down♪ の歌詞の泣けること、泣けることポロリ何度見ても同じシーンで涙があふれる。そしてラストシーンに流れる「ララバイ・オブ・ユー」壮絶なラストシーンのあとだから余計にまたしみじみと泣けてくる…。今の時代にはこんな骨太な映画のリメイクは無理なんじゃないかな…たらーっ

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        家族狩り

        幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉
        天童荒太 2004年 新潮文庫
        ★★★★★

        児童相談センターに勤める氷崎。
        高校の美術教師の巣藤。
        刑事の馬見原。
        「家族」というものに、それぞれ重い問題を抱えている三人の主人公。
        そしてある事件をきっかけに三人はそれぞれ繋がっていく。
        児童虐待、宗教、心の病、家庭内暴力、不登校……ありとあらゆる現代社会につきつけられた問題を凝縮させたような長編小説。

        って、陳腐な書き方しかできない自分が悔しくなるぐらいに、凄まじい小説。
        一昨年の一月から一月に一冊ずつ文庫化されたとき、まるで一月に一回しか会えない彼氏を待ち続ける心境だった。
        待っている間何度も何度も同じ本を読み続けて、それでも飽きることはなかった。
        これほど衝撃的な本には初めて出会ったし、今まで自分がずっと探し求めていた本にやっと出会ったと思った。
        なんでそこまで好きなんだろう?と考えると、巣藤の言葉の一つ一つが、自分の言葉のように思えるぐらい、似ていたからだ。
        きっとここまで思い入れられる本にはなかなか出会えないと思う…。

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          あだるとにきび

          PONDS思春期にもできたことなかったのに、30歳を過ぎてからほっぺやあごにニキビができるようになってしまった唖然
          皮膚科にも通い、お薬を飲んでいる間は少しはましになったけど、薬をやめるとすぐにプツプツ現れる。ところが最近できなくなってきた。
          何のおかげかと考えたところ、一つはおそらくこれだ。
          職場の先輩で、肌のきれいな人に薦められて、去年の10月ぐらいから使い始めた。
          それまでは洗い流すタイプのオイルクレンジングだったけど、肌に良くないと聞いてから、ミルククレンジングもいろいろ試してみた。
          有名メーカーの高いのも使ってみたけど…いまいちだった。
          ふきとるタイプは面倒くさいし、肌をこするのが良くなさそうと思ったけど、たっぷり使って、優しく拭き取るようにしている。
          二度繰り返すと、驚くほどきれいに落ちるひらめき
          ドラッグストアだと¥500までで売っているので量も惜しげなく使える。
          今はにきびあとがまだ少し気になる程度にまでになった。
          ただ肌の弱い友達は合わないと言っていたので、万人向けではないみたい。
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            さまよう刃

            さまよう刃
            東野 圭吾 2004年12月
            ★★★★

            花火大会の夜、高校生の娘は帰りが遅いのを心配して待つ父の元へ帰っては来なかった…。
            そして壊れてしまったおもちゃのように川に捨てられ、娘は変わり果てた姿で、待ち侘びた父の元へと帰って来た。
            母親を亡くしてから二人きりで生きてきた父と娘。
            父親は自分を責め、抜け殻のような日々を送る。
            そんな父親の元にかかってきた、犯人の所在を知らせる電話…。
            確かにその住所にその人物は実在している。
            しかも、鍵の在り処までご丁寧に教えてくれている。
            留守を確認して忍び込んだ部屋で父親が見つけたビデオテープ。
            そこには娘の身に起きた一部始終が録画されていた。
            そして部屋の主が帰ってきたとき父親は…。

            小説とは思えないほど(小説だからこそ、かな)、実際に起こった事件のようで、父親の気持ちも、そして周りの人達の父親に対する気持ちも、痛いぐらいに伝わってくる。事件に関わった刑事の「法律は完璧じゃない。その完璧ではないものを守るためなら、警察は人間の心を踏みにじってもいいのか。」の台詞に、どうにもならない現実を感じる。きっと本当は……なんだろうなぁ。



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              悪魔の花嫁

              悪魔(デイモス)の花嫁 (12)
              悪魔(デイモス)の花嫁 (12)
              あしべ ゆうほ, 池田 悦子

              昔むかし、オリンポスの神話の頃、兄と妹でありながら愛し合ってしまった二人に罰が下された。
              美しかった妹ヴィーナスは生きながら、醜く朽ち果てていく姿へ、兄は恐ろしい悪魔デイモスの姿に変えられてしまった。
              ヴィーナスを元の美しい姿に戻すためには、人間界のヴィーナスの生まれ変わりである美奈子の骸が必要。
              しかし、デイモスはかつてヴィーナスを愛したように、生身の美奈子にも心惹かれてしまう。
              朽ち果てていくヴィーナスはデイモスを信じて待ち続ける。
              美奈子を黄泉の国へと連れて行けない…。
              二人の間で揺れ動くデイモス。

              理想の男性が悪魔だとしたら、幸せにはなれないのかな困惑
              でも、デイモスは美しすぎる…。悪魔なので、もちろん冷酷で残酷。
              でも、時に見せるデイモスの優しさにやられてしまった…。
              小学生の頃から今までずっと…。ちゃんとした結末見たかったなぁポロリ


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                ピンキーリング

                ピンキーリング誕生日に職場のみんなからもらったピンキーリング。
                すこし大きかったのでお直しに出していたのが今日戻ってきたラッキー
                人間の“良い気”は左の小指から入って、右の小指から出て行くのだそうだ。
                なので、右手の小指にピンキーリングをはめることで、“良い気”が流れ出て行くのを防げるというのだ。ほんとかな?

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                  崩れる 結婚にまつわる八つの風景

                  崩れる―結婚にまつわる八つの風景
                  崩れる―結婚にまつわる八つの風景
                  貫井 徳郎 2000年 7月 集英社文庫
                  ★★★★★

                  ろくな仕事もせず家でごろごろしている、プライドだけは高い画家崩れのイラストレーターの夫。
                  せっかく銀行に就職できたのに、たった数ヶ月で「合わないから」「アニメーターの専門学校に行きたいから」と、辞職してしまう息子。
                  工場で働き、たった一人で家族を養う主婦。
                  「こんな生活、もう我慢できない……。」
                  彼女がとった行動とは…表題作『崩れる』『怯える』『憑かれる』『追われる』『壊れる』『誘われる』『腐れる』『見られる』の8篇から成る短編集。

                  そりゃ、そーだ。納得してしまった。私ならさっさとそんな家族、捨ててしまうけど困惑
                  なかでも気に入っているのは『誘われる』
                  周囲の環境にどうしても馴染めなくて、新聞の投書欄を通じて知り合った二人の主婦。
                  お互いの言い分が交互に描かれているけれど、視点が違うとなるほどこうも食い違いが生じるのか…。で、最後は「あっ」と驚いた。


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                    流星ワゴン

                    流星ワゴン
                    流星ワゴン
                    重松 清 2005年 2月 講談社文庫 ¥695
                    ★★★★★

                    「死んじゃってもいいかなあ、もう…」
                    リストラ、離婚、家庭内暴力…。
                    生きていく希望をなくした38歳の秋。
                    男の前に突如現れたワイン色のオデッセイ。
                    乗っていたのは5年前に交通事故で死んでしまった橋本さんと、息子の健太君。
                    2人は心残りがあって成仏できないでいる。
                    車に乗せられて連れて行かれたのは、男にとって過去の大切な場所…。
                    あのとき、ああすれば、何かが変わっていたのだろうか…。

                    夢のような、有り得ないお話だけど、すーっと入っていける。
                    「オデッセイ」は家族の象徴…か、確かに。
                    でも、幸せそうに見える家族にも実はいろいろあって…。
                    橋本さんと、息子の健太君とのやりとりに胸がしめつけられた。
                    重松さんの結末は、決して優しくはない。現実はたやすくはない。
                    そこが好き。

                    これを読んだのは、主人公や、チュウさんと同じ歳のとき。
                    橋本さん親子のワゴンに出会ったら、私の行くべき場所はどこなのかな…。
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                      家鳴り

                      家鳴り
                      家鳴り
                      篠田節子 2002年 新潮文庫
                      ★★★★

                      東京西部で大地震が起きた。被害状況は不明。
                      東京の放送局が全滅し、そちらからの情報は入ってこない。
                      国の中枢は壊滅的な打撃を受け、避難所には水も食料も届くことはない。伝染病の噂まで広まりつつある…。
                      そして東京から130キロ離れた甲府の観光地へ、飢えきって餓鬼と化した数万人の避難民がぞくぞくと逃げ込んでくる。
                      与えたくても、食糧は充分ではない。村人たちは自分たちの家族だけで精一杯なのだ、他人に分ける分などない。
                      そして奪うものと、守るもの、食糧をめぐる村人たちと避難民との命がけの闘いが始まった…。『幻の穀物危機』
                      他『やどかり』『操作手』『春の便り』『家鳴り』『水球』『青らむ空のうつろのなかに』7篇を収めた短編集。

                      長編を読むエネルギーがないとき、寝る前に読むのに短編集が必需品だ。短編集のなかでも、中身の濃いものに出会うと、とても嬉しい。これはそんな本。『幻の穀物危機』は、本当にぞっとするほど人間の本性を描いている。タイトルは忘れても内容はずっと覚えている。近い未来には充分有り得る話かもしれないと思える。
                      あと、おばあちゃんと飼い犬との絆を描いた『春の便り』や、雌豚さんと少年の『青らむ空のうつろのなかに』のような奇跡的な話もとても心に響くお話。少年の気持ちが痛いほどわかる。人間って…
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