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    2014年5月〜8月に読んだ本


    女の子は、明日も。女の子は、明日も。感想
    十数年ぶりに再開したかつてのクラスメイト。4人それぞれの仕事と結婚生活の悩みを描いた連作短編集。1話目の略奪セレブ美人妻の満里子さんのお話が何だか綺麗過ぎて挫折しそうになったけど、最後まで読めて良かった。2話目(5歳年下の旦那さんがどうしてもDAIGOにしか思えなかった)からは話のラストでじんわり涙が。4人とも旦那さんがものすごく良い人たちで…。でも女の人たちは結構腹にどす黒いものを抱えていたりして、綺麗なだけの話じゃなかったのが良かった。
    読了日:8月29日 著者:飛鳥井千砂
    黒い羽 (光文社文庫)黒い羽 (光文社文庫)感想
    誉田さん、かなーり前に一冊読んだきり。なので珍しく今回は書店で帯のうたい文句に惹かれて購入したけど、初期の頃の作品と知って何か騙された感が…。でもまぁ前に読んだのよりは面白かったかな。でも産むかなぁ…。
    読了日:8月25日 著者:誉田哲也
    マスカレード・イブ (集英社文庫)マスカレード・イブ (集英社文庫)感想
    正直東野さんの名前がなければ読まないシリーズ。設定にも人物にも興味が惹かれず。ただこれまで東野さんのエッセイ以外は全て読んでいるので惰性で読了。やっぱりつまらなかった。
    読了日:8月25日 著者:東野圭吾
    神の子 下神の子 下感想
    最後の100頁で、あと残りわずかなのにきちんと終われるのか不安になってしまったけど、あーなるほどという感じ。でも最後が近づくと、終わってしまうのが残念に思えて…。全国の施設から知能指数の高い子供を選び出す彼の最終目的は…。時々あの宗教を思わせるような描写があったけど、確かにそんなに頭の良い人たちを集めて、良いことに頭を使えば、もっと人の為になるような研究も可能だろうし、荒唐無稽な話のようでそうでないというのは、薬丸さんの真骨頂かも。不遇な子供時代をすごし、幸せになってやると決心した彼は、幸せになれたかな。
    読了日:8月23日 著者:薬丸岳
    神の子 上神の子 上感想
    殺人事件の犯人は戸籍のない少年、しかも学校に通うこともなく名前さえない彼のIQは160…。一体どんな話なのか検討さえつかずに読み始めたら、なるほど殺人とはこういうことか、で、そこからの話が全く予測できないから頁をめくる手が止まらない。この話はどこへ向かおうとしているのか…空白の叫びのような、少し白夜行のような要素もあって、帯の文句通り、傑作であることを期待しつつ下巻へ続く。
    読了日:8月20日 著者:薬丸岳
    新世界より(下) (講談社文庫)新世界より(下) (講談社文庫)感想
    下巻に突入して、お祭りのあたりからやっと面白くなってきて頭に入るようになってきたけど、ここにたどり着くまでが長かった。お祭りとか、病院とか、何となく屍鬼を彷彿させるようなシチュエーション。人間側の誰も好きになれず、バケネズミ側について読んだのは、そもそもバケネズミがそうだったからなのかと納得。アニメならバケネズミたち、余計にカッコいいんだろうなぁと思えた。でも、やっぱり天使の囀りやクリムゾンの迷宮みたいなの、また読みたいなぁと思うのですが…。
    読了日:8月19日 著者:貴志祐介
    新世界より(中) (講談社文庫)新世界より(中) (講談社文庫)
    読了日:8月19日 著者:貴志祐介
    新世界より(上) (講談社文庫)新世界より(上) (講談社文庫)感想
    未来なのに昔話のようで、まだその世界観が理解しきれず…。読み始めたから仕方なく読むけど、もう飽き始めてるかも。あと二巻、つ、つらい。ハリーポッター途中で投げ出したぐらいなので、魔法系は苦手なんだと思い知らされた。
    読了日:8月18日 著者:貴志祐介
    本屋さんのダイアナ本屋さんのダイアナ感想
    ありえない御伽噺かと軽い気持ちで読み始めたら、超現実的な話になって深くてびっくり。ダイアナと彩子の二人が、お互いを敬い続けていたのがすごく良かったし、何より武田君が格好良すぎて応援したくなった。読後感がすごく良いお話。
    読了日:8月16日 著者:柚木麻子
    ラバー・ソウル (講談社文庫)ラバー・ソウル (講談社文庫)感想
    この分厚さ、何日かかるかなーと不安だったけど、読み始めたら意外とサクサク。二人さん、お一人になられてからは初めて読んだけど、読みやすさは変わらず懐かしい感じ。そして話の方も高校生の頃に観た懐かしの映画『エレファントマン』を思いながら読んでしまった。映画も哀しかったけど、こちらも哀しい。金山さんがせめて側にいてくれて良かった。
    読了日:8月16日 著者:井上夢人
    今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)今だけのあの子 (ミステリ・フロンティア)感想
    『誤解』がキーになる連作短編集。一つ目の、親友なのに結婚式に呼ばれないことでイジイジする話が馬鹿らしいからもう読むのを止めようかと…。呼ばれてもないのに結婚式に行くその神経も理解できないし。二つ目の、部屋から出られない二人、の彼氏も理解しがたいけど、あまりに理解しがたいのが何だかちょっと癖になってきて、後半3編は面白く読めてしまった。最後のお姑さんの話はなるほど〜とちょっとうならされてしまったし。このリンクの仕方はちょっと変わってて、なかなか良く出来てるような。
    読了日:8月15日 著者:芦沢央
    鴨川食堂鴨川食堂感想
    これはぜひドラマ化してほしい!看板もない小さな町の食堂に、昔食べた懐かしい味を再現してもらいたいと訪れる訳ありの人びと。前半に依頼があって、後半で鴨川親子による味の再現+謎解きというパターンがあっさりしすぎな気もするけど、早く結果が知れて良かったのかな。『トンカツ』と『肉じゃが』はじわじわ来る感じ。猫のひるねの挿し絵も可愛いし続編も楽しみ。
    読了日:8月13日 著者:柏井壽
    死の天使はドミノを倒す死の天使はドミノを倒す感想
    初読みの作家さん。ハードボイルド調苦手なので最初ちょっと入りずらかったけど、自殺の手助けをしていたという死の天使とやらが出てきてから面白くなって一気読み。売れない作家の主人公の家族の確執が不思議だったけど最後は納得。ただ、主人公の魅力が全く解らなかったけど。
    読了日:8月13日 著者:太田忠司
    ただいまが、聞こえない (単行本)ただいまが、聞こえない (単行本)感想
    学校での自分の立ち位置が常に気になる高2デビューの妹、鍵をかけた自室でBLを読み耽る容姿端麗な長女、家事を放棄し自分磨きに懸命の母親、娘にろくに口もきいてもらえない冴えない父親と、一見バラバラで崩壊気味の家族(と、近しい人達)各々の目線で語られる6つの物語。3つ目の祖母の話でぐっと締まったかな。これもまた、あまりに不器用な人達ばっかりで…全員心にしまい過ぎ。そんな過去があったのに、今もそうなのに、もっとちゃんと話せば分かるのに、とやきもきしながら読んだけど、結構心に沁みる家族のお話だったような。
    読了日:8月11日 著者:坂井希久子
    凍花 (双葉文庫)凍花 (双葉文庫)感想
    近所でも評判の美人3姉妹の間で起こった殺人事件。なぜ、しっかり者で優しかった長女が次女を手にかけてしまったのか、事件の真相を知りたくて、残された三女はネットで情報をつのり、これまで知らなかった姉の姿を知ることに…。姉の日記が見つかってからの展開がすごく面白かったけど、あまりに長女が不器用で可哀想すぎて気の毒としか言いようがない。でも、いそうだなぁこういう人…。三女の彼氏良い人すぎ。表紙は怖すぎ。
    読了日:8月11日 著者:斉木香津
    山女日記山女日記感想
    イヤミスじゃない湊さんの作品は初めてなので、読んでいて、あれ、山本文緒さんの本読んでたっけ?とか時々確認したくなりました。で、これはすごーく面白かった。正直もう『告白』以上のものは書けないのだろうと、勝手に想像してました。こういうののほうが実はお得意なのかも。何ともユニークな言い回しというか、何だろう、山に登ることで、これまでの生活を振り返ったり、これからの人生を考えたりする女性たちの、本音がすごくリアルで面白い。山にまったく興味がない私が読んでも、あら、今度登ってみようかしらと思わせられてしまったし。
    読了日:8月9日 著者:湊かなえ
    銀翼のイカロス銀翼のイカロス感想
    航空会社の再建?政権交代?またもやどこぞで聞いたことのあるお話だなーと、もうその人たちの顔しか出てこないし。スケールはどんどんおっきくなってるのかな。後半の展開が分かっているので、安心して読めるけど、やっぱり嫌な人ばっかり出てくるので、途中まではイライラしてしまう。登場人物はもうドラマの配役そのままに脳内変換勝手にされてしまうし、目新しさはないけど、最後の爽快感はやっぱりやみつきに。期待は裏切らない、かな。でも、半沢さんのキャラ、こんなに攻撃的だったっけ?と読みはじめに多少の違和感を感じてしまった。
    読了日:8月4日 著者:池井戸潤
    ドミソラドミソラ感想
    うーん…。小学生の頃に出会った、あまりにも完璧すぎる美少女と、それとは反対にその容姿をみんなにからかわれる少女の物語。途中、不幸な目に遭った少女が次々と男たちに復讐していくのだろうとわくわくしていたのに、そっち行っちゃうのね、という感じ。いっそ復讐劇なら面白かったのに…。何となく残念なお話。
    読了日:8月4日 著者:うかみ綾乃
    我が家の問題 (集英社文庫)我が家の問題 (集英社文庫)感想
    『家日和』の第二弾という感じ。新婚なのに夫が帰宅恐怖症だったり、両親の離婚に悩む女子高生だったり、夫の突飛な行動に悩む妻だったり…タイトル通り様々な家庭に起こる問題についての短編集。夫が実は仕事ができないのでは…?と悩む主婦の、せめてお弁当で応援しようと一生懸命お弁当作りに励む気持ち、ものすごく共感できてしまった。実際凝ったこともあったりするし。お互いの実家に里帰りするお話も良かったし、最後の奥田さん本人なのかな?と思えるご夫婦は、ロハスに引き続き、かな?ここに出てくる妻たちはみんな強くて見習いたい。
    読了日:8月4日 著者:奥田英朗
    決断決断感想
    職場の上司が「絶対泣くから読んでみて〜」と貸してくれはったので初めての作家さん、読んでみたけど…。読みやすいからさくさく読めるけど、感動までにはいたらなかった。まあ、最後は「ええ話やなぁ」という感じかな。
    読了日:7月31日 著者:小杉健治
    公開処刑板 鬼女まつり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)公開処刑板 鬼女まつり (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
    これって、元ネタの方、結構ネットで実名とか、写真とか、晒されてるのとかを目にしていたけど、いつの間にかすっかり忘れてしまっていたことに気付いた。世間ってそんなものだなぁとつくづく。だからこのネットの人たちの執念って、ある意味すごいなぁと。その正義って…と、ちょっと考えてしまうけど。鬼女が「既女」のことだったとは、目からうろこ。もうそういった新しい言葉についていけない世代なので、勉強になりました。理沙子さん恨まれる心当たりありすぎで、ちょっと性格に問題がありそうなんだけど。森のくまさんも読んでみようかな…。
    読了日:7月26日 著者:堀内公太郎
    初恋料理教室 (一般書)初恋料理教室 (一般書)感想
    出だし、ちょっとゆるめのお話かなーと、それ程期待せずに読み始めたら、どんどん引き込まれて一気読み。京都の町屋(木屋町の辺かな?)、土曜日の夜、初心者向けの料理教室に通う年齢も国籍もばらばらな4人の男性たち。料理教室で出会ったことが縁で仕事に繋がったり、励まされたり、思い遣ったり…それぞれが主人公のお話と、料理教室の愛子先生のお話と。性別不明?のミキちゃんのお話が特に心に痛くて、何とも重く心にのしかかりました。ミキの生き方の正しさが、とても好きです。改めて、料理ってきちんと作らねばなぁと思わされました。
    読了日:7月26日 著者:藤野恵美
    猫と魚、あたしと恋 (光文社文庫)猫と魚、あたしと恋 (光文社文庫)感想
    タイトルと装丁からはちょっと想像できない壊れた女の人たちの短編集。女の人の壊れ方が、なんかリアルで、本当にそこここにいそうな人たちで、自分は誰に一番近いのかなと思わず考えてしまった。『どろぼう猫』は、最後何だかそれで上手くいきそうなところが面白いし、『化粧』もラストが秀逸。『花のゆりかご』は、主人公の住んでいるところが家から近くて、何だか「あそこら辺かな〜」と妙なリアル感。『誰かに似た人』はコミカルな感じだし、本当によくもこれだけ壊れた女性を書き分けられるなぁとつくづく感心してしまった。
    読了日:7月24日 著者:柴田よしき
    テティスの逆鱗 (文春文庫)テティスの逆鱗 (文春文庫)感想
    整形ものは、姫野カオルコさんの『整形美女』、百田尚樹さんの『モンスター』、貫井さんの『新月譚』と読んできたけど、ちょっと趣が違うのが同じクリニックで整形をした女性たちが4人も出てくるところ。そしてみんな整形をしてどんどんおかしくなっていってしまう…。整形ってやり出すと止まらなくなりそうな気は確かにする。みんなが振り返る涼香の顔って、どんなになってるんだろうと、そこはドラマとかで見てみたいような。顔だけじゃなくて、身体まで、そんなとこまで、そんなことが可能なのか!とやたらと感心してしまった。最後は怖すぎ。
    読了日:7月24日 著者:唯川恵
    フェイク (徳間文庫)フェイク (徳間文庫)感想
    読み友さんの感想で面白そうだなぁと思って読んでみたけど、初読みの作家さんなので、最初はどういうものか分からず…読み進めていくうちに、「お、これはかなり面白いかも…」と思えてきて、念願の喫茶店を開いたものの、自分好みでない来客に戸惑う女主人の『増殖』でピークに。これってドラマ化されたら見てみたい…。何だかどれも悪夢をみているような、不思議な読後感の短編集。他の作品も読んでみたいけど、当たりはずれがあるようなので、面白そうなのを探してみようかな。
    読了日:7月23日 著者:明野照葉
    誰かと暮らすということ (角川文庫)誰かと暮らすということ (角川文庫)感想
    最初はただの同期で、ご近所さんなだけだったセージと虫壁さんの距離がだんだんと近づいて、でもなかなか進展しなくて、この2人どうなっちゃうのかなぁと、不器用な二人を暖かく見守りつつ、間あいだに挟まれるレンタルビデオショップを介しての人間模様というか男女模様が、またどこにでもありそうな感じですごくいい。伊藤さん『指輪をはめたい』以来かなり長いこと読んでなかったけど、こういう何気ないふんわりした空気感のならまた読みたいなと思えた。タイトルと、セージと虫壁さんのキャラが秀逸。
    読了日:7月23日 著者:伊藤たかみ
    盲目的な恋と友情盲目的な恋と友情感想
    装丁が気に入って、タイトルとかは深く考えずに読んでいたけど、本当にそのまんまの意味だったのね…という感じ。まさに盲目的な『恋』と『友情』。『恋』の章は、正直「ふーん」という感じで、読みながら「年齢的に、やっぱり篠田さんや桐野さんのお話が落ち着くなぁ」などと考えつつ読み進め、『友情』の章でガーンと頭を叩かれたような衝撃。よもやこういう展開になるとは…。そして年代関係なく面白いものは面白い、と思えた一冊でした。この「友情」はとうてい理解できないけど…。
    読了日:7月19日 著者:辻村深月
    嗤う名医嗤う名医感想
    『寝たきりの殺意』『シリコン』『至高の名医』『愛ドクロ』『名医の微笑』『嘘はキライ』の6編からなるメディカルホラーな短編集。シリコンの何をやってもついてない女の子の胸の悩みは私も若い頃ものすごく悩んだので身につまされた。至高の〜は、完璧主義で他人にも自分にも厳しすぎる医師が、あることをきっかけに人が変わってしまうのだけれど、怪我の功名と言うかなんと言うか。嘘は〜は白い巨塔みたいな話だけど、まとめ方がやさしかったかな。名医の〜は、苦手な話。でも全体的には面白かったので、あっという間に読めてしまった。
    読了日:7月14日 著者:久坂部羊
    ひかりの魔女ひかりの魔女感想
    伯父さんが亡くなり、おばあちゃんを引き取ることになった光一一家。四人家族のそれぞれが仕事や学校の悩みを抱え、あわや一家は不幸のどん底へ。そんな家族に訪れるのは、以前おばあちゃんに可愛がってもらっていたという教え子たち絡みの転機…。読んでいて、ひかりおばあちゃんに自分も教えられた気がします。光一の言うところの「やさしい嘘」がつける人間に、私もなりたい。そして、みんながみんな自分が一番…と思っているところが、なんとも幸せな気分になれました。人が幸せになっていくのは、物語であろうと嬉しいものです。
    読了日:7月12日 著者:山本甲士
    彼女のこんだて帖 (講談社文庫)彼女のこんだて帖 (講談社文庫)感想
    巻末に、各章に出てくる料理のレシピがカラー写真付で載っているのが良かったです。どのお話に出てくる料理も、全部作りたくなってしまうので。特に一番作りたいと思った「かぼちゃの宝蒸し」のお話の息子の彼女から作り方を教わりたいと電話を受けた母の気持ち、私も息子からそう思ってもらえる料理を1つでも作りたいと痛切に思わせられました。年代も、抱えている思いもそれぞれいろいろあって、意外なところで涙がじわっと浮かんでくるお話が多かったです。
    読了日:7月12日 著者:角田光代
    芥川症芥川症感想
    元ネタの方でうろ覚えなのが2作ぐらいあって、こっちをよんだらそっちも読みたくなってしまった。病院の中ばかりのお話かと思ったらそうではなくて、とくにクリニックの医師と、若い芸術家の「極楽変」には驚かされたし、耳に異常な関心を抱く小説家の「耳」も、不思議な感覚のお話で面白い。久坂部さん、長編しか読んだことなかったけど、短編もなかなか。メディカルホラー、楽しめました。
    読了日:7月5日 著者:久坂部羊
    書店ガール 3 (PHP文芸文庫)書店ガール 3 (PHP文芸文庫)感想
    作者の震災に対する思いのようなものがひしひしと伝わってきて、確かにすっかり忘れてしまっていたなぁと、ちょっぴり反省しながら読みました。被災地のために、本屋さんだから出来ること、バイトも社員も関係なく、みんなの思いが一つになって一生懸命に働けること、素敵だなぁと思いました。母となった亜紀さんの子育てをしながら仕事をすることの難しさ、周囲の理解、などなど身につまされることも多かったです。でも、こんなに頑張ってる本屋さん、うちの近所にもあるのかなぁ?
    読了日:7月5日 著者:碧野圭
    無縁旅人無縁旅人感想
    初読みの作家さんでしたが、とても読みやすく、内容も先が気になり一気読み。施設から逃げ出し、ネットカフェを転々としていた少女が、なぜ殺されなければならなかったのか。現代社会のあらゆる問題が盛り込まれていて興味深かったし、まるで2時間もののサスペンスドラマを見ているようでした。表紙が何だかよくわからないような気がするのと、タイトルが地味な印象。ここでの読み友さんのレビューを見なければきっと手に取ることなかっただろうなぁと考えるとなんだかもったいない気がしてしまった。面白かったのに。
    読了日:6月28日 著者:香納諒一
    平凡平凡感想
    表題作の『平凡』の女の人たち、ものすごく怖い。どっちもどっちだけど…。一作目のW不倫の話はいまいち理解しずらかった。私自身は「もし」今のだんなさんと結婚していなかったら、当然今の息子に出会えていなかったので、そんなのは絶対嫌で、むしろそれまでの人たちと別れて本当に良かったとしか思えず、なので当然別れた後の人たちが幸せだろうが不幸だろうがまったく気にもならず、もちろん呪ったりもしないから、あんまり登場人物たちに共感はできず。ただ、最後のお話のお母さんの哀しみだけは、良くわかる。
    読了日:6月25日 著者:角田光代
    嘆きの美女 (朝日文庫)嘆きの美女 (朝日文庫)感想
    本屋さんで最初の数ページをぺらぺらめくって、引きこもりでネットで美女ブログを攻撃するコメントを書き込むのが趣味のデブで不細工な主人公が面白そうだったので買って読んでみたら、あれれ?そういう方向にいっちゃうのかぁ…と。去年NHKでドラマ化されていたことを知ってからは、主人公が森三中の黒沢さんにしか思えず…。うーん、黒沢さんはかわいすぎ?巻末(?)の『耶居子のごはん日記』が意外と良かった。手作りのエンゼルパイ、食べてみたいなぁ。
    読了日:6月21日 著者:柚木麻子
    子育てはもう卒業します子育てはもう卒業します感想
    少しだけ世代が上だけど、若かった頃、携帯もパソコンも、女性の総合職もなかったというのが、そう言えばそんな時代だったなぁとしみじみ。それぞれ地方から出てきて大学で知り合った三人の女性たちが、就職、結婚、子育てを経て、子供たちが大きくなって、今に至る過程が駆け足で描かれていて、そこに嫉妬や妬みがないのが逆にリアルで良いなぁと思えた。三者三様の生活感が全く似てないから、張り合ったりしないでいいし、ずっと仲良くできたのかなぁと。変わり者の次男が進学する学部を決める際の、一家総出のリビングでのやりとりがツボ。
    読了日:6月20日 著者:垣谷美雨
    すべてわたしがやりましたすべてわたしがやりました感想
    「最悪の読後感」に惹かれて読んでみました。南さんは2冊目だけど、エッチ度が低くなってて読みやすくなったような。内容は、笑いながら平気で人を殺せるような、理解できない人たちのお話で、読んでいて本当に不快感。なんだけど、展開がまったく読めないので、ついついページをめくる手が止まらなくて一気読み。表題作は特にハラハラドキドキの連続。どの話にも出てくるショッピングモールが何だかとても印象的。日常的なのに日常じゃないというか。
    読了日:6月13日 著者:南綾子
    刑事の約束刑事の約束感想
    なんだか夏目さんが人が変わってしまったかのようで若干不安になったけど、より人間らしいというか、そりゃそうだよねという感じ。結構どのお話も重くて考え込んでしまう。『不惑』の真相には、結構な衝撃を受けてしまったし、『終の住処』も「もう、いいんじゃないのか」と、切なくなってしまったし、何より表題作の『刑事の約束』は、もう哀しみしかない。『刑事のまなざし』でも彼の話で心が折れそうになったけど、これで完全に折れてしまった。夏目さん、そのときの彼の変化に気づいてあげてほしかった…。と、完全に感情移入しまくりかな。
    読了日:6月9日 著者:薬丸岳
    我慢ならない女我慢ならない女感想
    『嫌な女』同様、二人の女性の数十年間の長きに渡る物語。『嫌な女』ほどの感動はなかったけど、読み出したら先が気になって一気読み。作家にはなったものの、まだ売れなかった叔母と、作家志望だったものの、叔母に作品をこきおろされてから何かと身の回りの世話を焼くようになる姪っ子の二人(だけじゃなくて周囲の人間もか)の生活が変化していく様子が淡々と描かれていて、桂さんのその淡々さが私はつくづく好きだなぁと思えてしまった。
    読了日:6月9日 著者:桂望実
    おしまいのデート (集英社文庫)おしまいのデート (集英社文庫)感想
    瀬尾さん、実に6年ぶりぐらいに読んだけどやっぱりいい。それぞれのデートの設定が、普通の男女とはちょっとちがって面白くて、微笑ましいけど、最後はやっぱりじーんとしてしまう。ページ数も少ないからすぐに読めてしまったけど、読み終わってしまうのがもったいない。『ランクアップ丼』は、電車の中では読んではだめだった…。『ファーストラブ』の最後の、デートなんてしなければ…という思いはものすごく良く分かるし、わざとならなんと憎い奴だ、とも。おじいちゃんと孫を描かせたら、瀬尾さんと宮部さんはいい勝負かも。とにかく良かった。
    読了日:6月7日 著者:瀬尾まいこ
    隣人 (双葉文庫)隣人 (双葉文庫)感想
    前半の4編とあとの2編で作風が変わったというか、何か違和感を感じてしまったけどなんでだろう?そして後の2編はまったく展開が読めなくて、「そうだったのか…」という感じ。前半に出てくる男の人は愚かすぎ…。
    読了日:6月2日 著者:永井するみ
    虚ろな十字架虚ろな十字架感想
    一度そんな罪を犯してしまうと、生きている間どう償っても償いきれるものではないと思うし、そのことを忘れて生きてもいけないのなら一生苦しみ続けるしかない。ある意味そこに救済の手をさしのべないのが東野さんらしいというか、好きなところかも。ただ、娘を亡くす前の小夜子さんの母親としての人となりが良く分からないし、娘のことがあったにせよ、共感しかねるというか。十分な罰を受けて生きている人間(多分虚ろじゃない十字架を背負う人達)をそんな風に追い詰めるなよ…と思えてしまった。あの犯罪はあまりにも幼くて残酷だけど…。
    読了日:5月29日 著者:東野圭吾
    豆の上で眠る豆の上で眠る感想
    元の童話を知らなかったので、タイトルの意味が知りたくて読んだけど…。こんなことって有り得ないと思うのは私だけ?主人公が2、3歳の時ならあるかもだけど、絶対にわかるんじゃないかなぁ。おばあちゃんも…。なのでごめんなさい、この話は私にはまったく面白くなかったです。
    読了日:5月20日 著者:湊かなえ
    PINK (文春文庫)PINK (文春文庫)感想
    柴田さん、制覇しようと思って未読のものを探して読み始めたつもりが、数ページ目で「あれ?読んだことあるかも…」それでもうっすらとしか覚えていなかったので再読でも十分楽しめてしまいました。柴田さんの本は通勤のおともに程よいので良いです。
    読了日:5月20日 著者:柴田よしき
    避雷針の夏避雷針の夏感想
    主人公(?)の塾の講師のおっさんの性格があまりにも悪すぎて、本当に胸糞が悪くなってしまった。少し前に読んだ『仮面同窓会』の人たちなんておよびでないくらいに、人間としても男としても最低の最悪。なのでこのラストにはちょっと疑問符。にしても、村八分って本当に恐ろしい。
    読了日:5月12日 著者:櫛木理宇
    ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)感想
    ドラマ開始と同時に読み始めたけど、こっちは170ページを過ぎてから俄然面白くなった。ドラマは沖原君役の工藤君がマウンドで初めて投げてから面白くなった。工藤君がいたからこのドラマ作ろうと思ったんじゃないかと思うくらいにはまり役と思えてしまった。悪者のピッチャーも憎々しさが半端なくて上手くて、「思う存分やっつけられてしまえ!」と思えるし。ドラマの方も、最後スカッとできたらいいなぁ。
    読了日:5月10日 著者:池井戸潤
    暗い越流暗い越流感想
    若竹さん、ずっと前に超怖いパニックものを読んで以来、なのであまりよく知らないから、最初と最後の短編とか、これってシリーズものに出てくる主人公なのかぁと皆さんのレビューを読んで納得。でも知らなくても十分面白かったです。どれも最後の「ぞくっ」と感がたまらない。『狂酔』は途中でそうじゃないといいなぁ、そうなら怖いなぁと想像するだけで怖いんだけど、仕方ないというか…。良くできたお話。後味は悪くない。
    読了日:5月8日 著者:若竹七海
    人生相談。人生相談。感想
    ただ単に、新聞に寄せられた相談に答えるだけの内容の短編小説かとおもいきや、登場人物たちが少しずついろんなところで繋がって、実は長編小説だったのね、という感じ。時代もあちこち飛ぶし、登場人物も多いから誰と誰がどうなって…と前のページを繰りながら読んだけど、その繋がりがなかなか面白くて、事件としても「ほぉ」と感心してしまった。結局その死体は誰なのか、なぜ赤の他人と暮らすのか、謎がすべて解けてすっきり。
    読了日:5月8日 著者:真梨幸子
    仮面同窓会仮面同窓会感想
    あまり評判がよろしくないから、どこまで胸が悪くなるのか、逆に期待しながら読んでしまった。想像していたよりも途中まではまあまあ面白く読めたけど、最後のほうの展開に愕然。「なんじゃこりゃ?」これまで読んだ『火の粉』も『虚貌』も最後はなかなか強引な展開ではあった気がするけど、こ、ここまでとは。これはギャグなのか、ホラーなのか…。でも現実にこんなことがありそうな気もするのが一番怖いところかな。最初タイトルとあらすじを読んだときには、もっと大人な人たちのお話かと思ったら、子供のまんまの人たちのお話だったという感じ。
    読了日:5月8日 著者:雫井脩介
    私に似た人私に似た人感想
    久しぶりに私の好きだった貫井さん!なので、すごく読み応えがありました。一般人を巻き込む「小口テロ」が多発している日本で、巻き込まれた被害者の元恋人や、加害者になってしまった者、事故の現場に居合わせた者、テロと何らかの関わりを持つ人たちそれぞれが主人公となって、テロの実態にせまっていくというようなお話。読み終わってからも、ずーっと考えてしまいます。今の日本について。もともと平等でない時代のほうが長かったというのも納得。最後ちょっとあっけなく幕を閉じられてしまった気がするので、もう少し余韻がほしかったような。
    読了日:4月28日 著者:貫井徳郎
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