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    『阪急電車』有川浩

    阪急電車
    阪急電車
    有川 浩 2008/1/25発行 幻冬舎 P.221 ¥1,470
    ★★★★★ 
     宝塚から出発し、乗客を乗せたり降ろしたりしながら西宮北口まで到着した電車は、また新たな乗客をその車内に招き入れた。
     やがてルルルとホームの乗客を急かす発車のベルが鳴り、駆け込み乗車を一人二人受け入れる寛容さでドアが閉まる。
     そして電車がホームを滑り出た。西宮北口から宝塚までを遡る車中、乗客たちがどんな物語を抱えているか――それは乗客たちそれぞれしか知らない。

    それまで図書館で顔を見知っていただけの男女が、偶然(?)同じ電車で隣同士に座ったことから、恋が始まる『宝塚駅』から出発し、

    真っ白なドレスで周囲の目を引く結婚式帰りの美人OLと、電車で乗り合わせた孫娘を連れた老婦人とのお話『宝塚南口駅』⇒『逆瀬川駅』⇒『小林駅』と電車は進んで、

    一緒に暮らす部屋を探すために電車に乗ったはずのカップルが、男が途中下車してしまい一人取り残される女子大生、そして聞こえてくる車内の女子高生たちの他愛もない会話『仁川駅』⇒『甲東園駅』

    さらに電車は進み、偶然同じ大学に通っていることが発覚したことから、言葉を交わすようになった、似たもの同士の初々しいカップルの話『門戸厄神駅』⇒『西宮北口駅』

    そして、折り返し。
    『西宮北口駅』⇒『門戸厄神駅』⇒『甲東園駅』⇒『仁川駅』⇒『小林駅』⇒『逆瀬川駅』⇒『宝塚南口駅』⇒『宝塚駅』の、電車は走り続けるものの、とりあえず物語は終わりを迎える16編の連作短篇集。

    「電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていく――
    片道わずか15分。
    そのとき、物語が動き出す。
    累計45万部突破!『図書館戦争』シリーズ著者による最新作!!」だ、そうで。


    正直『図書館戦争』シリーズは、一冊目で挫折してしまった(ベタ甘はあんまり…今は読みたい気分でないので)けど、これは本当に面白くて、寝る前に読み始めたら止まらなくなって寝不足になってしまった…。

    元彼の結婚式帰りの白いドレスのOLの話はすごく共感できる好みの話で、特に老婦人の一言で途中下車した『小林駅』の話が本当に暖かくて泣けてきて、私もここに住みたい!と思えるぐらい。

    ほぼ実話という女子高生たちの恋バナも最高に面白いし、それぞれの話がリンクして、こうしてすれ違うだけの人たちに影響されたり、心が温かくなったり…その匙加減が絶妙。

    高校生の頃、良く利用した「阪急電車」が舞台なだけによりいっそう愛着がわく一冊というか…中州の「生」の文字の意味も重くて、しんみりとしてしまった。

    「生」といえば、私も「生ビール」派、なんで「ベタ甘」よりも、こっちの方が(少々「甘い」もあったけど)断然好きかな。
    JUGEMテーマ:読書
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        コメント
        お久しぶりです。
        有川氏の「図書館シリーズ」には、あまり触発されませんでしたが、このタイトルとかつてのテリトリーだったことで、俄然読みたくなった一冊です。
        今準備中ですので、また感想送ります。
        え〜おばちゃんは「図書館シリーズ」一冊も読んでへんのです。
        だからすごく久しぶりの有川さんでした。
        面白かった、楽しかった。
        チョロさん、こんばんわ(^^)
        「図書館シリーズ」、評判が良いので読んだけど、一冊でお腹一杯という感じでした(^^;
        こういう普通の人たちのお話の方が、断然私には面白かったです。是非是非、感想、お待ちしております(^^)
        • uririn
        • 2008/03/14 12:38 AM
        ナカムラのおばちゃんさん、こんばんわ(^^)
        『図書館シリーズ』(一冊しか読んでないけど)よりも、私は断然こういうのの方が好みで、めちゃくちゃ面白かったです(^^)。
        そして時江さん、私も一番好きでした。こんなふうに格好良く年を重ねていきたいものです。
        では、では〜。

        • uririn
        • 2008/03/14 12:44 AM
        uririnさん こんばんは。
        図書館シリーズは、合わなかったのですね。
        この本を読むと「有川さん、自衛隊じゃなくても
        全然OKやん」と思いました〜(笑)
        確かに小林駅周辺は、魅惑的ですよね。
        可愛いお話が多くて、楽しめました。
        個人的には、えっちゃの彼氏がツボでした(笑)
        • naru
        • 2008/03/14 7:24 PM
        naruさん、こんばんわ(^^)
        『図書館シリーズ』は、残念ながら(^^;
        えっちゃんの彼氏、私も好きになってしまいます(^^)。恋が始まるタイミング、なんだかこそばゆくて懐かしくて、微笑ましくなりました。小林駅のツバメの巣の話には本当にジーンときて、有川さん、これからもこういうの書いてほしいなと。
        では、では〜。
        • uririn
        • 2008/03/15 12:15 AM
        身近でどこかでありそうなお話でいっぱい共感できました。
        そして私も生ビール派です!
        阪急電車は大阪京都に行くときによく使います。
        あのエンジ色っていうかチョコレート色っていうか
        あの電車の色とレトロな外観が非常に気に入っているんですが、
        この物語を読んで、なおさらいいなぁ〜なんて思いました。
        白いドレスの翔子さんの今後は非常に気になります。
        圭一とゴンちゃんの初々しいカップルにも
        目が離せませんでした。
        あ〜こんな時代があったのかな、自分にも・・・。なんて。
        • す〜さん
        • 2008/03/17 8:44 PM
        藍色さん、こんばんわ(^^)
        騒がしいおばさんたちの話もなかなか良かったですね。これ一番共感できたかも…(もう、おばちゃんだからかな)。
        そしてやっぱり「生」の字と言えば、「生ビール」ですよね(意味を知って、ちょっと反省してしまったけど)。
        では、では〜。
        • uririn
        • 2008/03/17 10:25 PM
        す〜さん、こんばんわ(^^)
        身近にありすぎてあまり考えたこと無かったけど、そういえばレトロで可愛いのか…と納得。
        翔子さんのような人には本当に幸せになってもらいたいです。電車内での小さな出会い、良い話でしたね。そんな気持ちのままでは家に帰ってもらいたくなかったので、ほっとしました。カップルの話は相変わらず甘あまで…読んでいてこそばゆくなってしまう(^^;
        ものすごーーーーく過去には、自分にもあったかも、だけど。てへ。
        では、では〜。
        • uririn
        • 2008/03/17 10:31 PM
        こんばんは。
        ほどよい甘さ加減で読み心地爽やかでした。
        くるくると登場人物がいれかわる構成も楽しかったです。
        ちきちきさん、こんばんわ(^^)
        登場人物の意外な出番というか、あ、これがあの人か…みたいなつながり方、とても好きです。電車の中の会話って、不思議と結構耳に入ってきますよね。こんなに面白い会話はめったにないけど、これからはもっと注意して聞こうかなと(^^)
        では、では〜。
        • uririn
        • 2008/04/02 11:31 PM
        こんばんわ。TBさせていただきました。
        話の繋がりが上手いですよね!
        有川作品はやっぱり好きです。
        皆良い人で、素敵な出会いで。
        恋がしたいって、思わせてくれる作品でした。
        • 苗坊
        • 2008/05/05 10:25 PM
        苗坊さん、こんばんわ(^^)
        有川さんのこういうごく普通の人たちの短編も良いですね。是非是非素敵な恋をしてください。報告お待ちしております(^^)
        • uririn
        • 2008/05/20 11:55 PM
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        • 2009/10/12 10:41 AM
        電車の中で、たまたま乗り合わせる人たち。 名前も年も知らず、ただその電車に乗っている間だけの関係。 もちろんその人にも、電車に乗る前、そして電車から降りた後にも、 それぞれ人生があって。 彼らのそれぞれの人生が少しずつ重なって、物語になっていく。
        • *モナミ*
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