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    『午前零時』鈴木光司、坂東眞砂子、朱川湊人、恩田陸、貫井徳郎、高野和明、岩井志麻子、近藤史恵、馳星周、浅暮三文、桜庭一樹、仁木英之、石田衣良

    午前零時
    午前零時
    鈴木 光司ほか 2007/6/30発行 新潮社 P.249 ¥1,365
    ★★★★★
    確かに夜の十二時は、午前零時とも言うわ。日付の変わり目の時間なのに、何も特別なことがないのは確かに変な気もして来たの。
     わかりやすくするなら、やっぱり太陽が出る時間から一日を始めればいいじゃない? それなのに、どうしてわざわざ夜中に日付を変えるのかしら。やっぱりその時間に何かあるからと考えるのは、それほど乱暴な話でもないでしょう?
    〜『夜、飛ぶもの』より〜
    午前零時前、バーのカウンターに居合わせた男女がそれぞれ心に思うのは…『ハンター』鈴木光司

    午前零時、決まってその時間に目が覚めてしまう女の後悔とは…『冷めたい手』坂東眞砂子

    日付の変わる午前零時、幼い少女だった「私」が見たものは…『夜、飛ぶもの』朱川湊人

    午前零時、日付が変われば16歳の誕生日を迎える少女たちを襲う恐怖の連続…『卒業』恩田陸

    美人で出来すぎの妻には何の不満もないのに、なぜか他の女性が気になる男の迎える午前零時の「お楽しみ」…『分相応』貫井徳郎

    記憶を失い「ゼロ」と名付けられた青年が、深夜の零時に行われたある実験で、向かった先は…『ゼロ』高野和明

    午前零時過ぎの深夜のテレビ番組で、雛壇を飾る女たちの物語…『死神に名を贈られる午前零時』岩井志麻子

    男から別れを告げられたその日から、部屋から一切出なくなってしまった「わたし」に、午前零時に届いた荷物とは?…『箱の部屋』近藤史恵

    彼女と暮らして3年、部屋を出て行ってしまった彼女を今もなお、午前零時になると、玄関で待ち続けるのは従順で美しいゴールデン・リトリーバーのサラ…『午前零時のサラ』馳星周

    自分よりも条件のいい男に乗り換えた女への復讐を誓い、午前零時、悪魔召喚の儀式を行う男の前に現れるのは…『悪魔の背中』浅暮三文

    町いちばんの美女が午前零時に次々と産み落としたのは、父親の分からない4人の美しい娘たち。やがて母親が町を出て行き、残された美しい娘たちは町の娼館で美しく花開き…
    『1、2、3、悠久!』桜庭一樹

    理不尽な人事配置の末、仕事に疲れ果てた男が逃げ出すように向かった先はインド北部のとある町。そこでは有名らしい「神様」にある願いごとをした男が迎えた約束の午前零時…『ラッキーストリング』仁木英之

    「28歳の11月1日その日最初に出会った相手と結婚する」と占い師に告げられた女がその日の午前零時過ぎを一緒に過ごすことになったのは…『真夜中の一秒後』石田衣良

    「今夜、運命は変わる、変えられる――イタズラな世界の24時×13夜を描く異色アンソロジー。
    長針と短針が交わる真夜中の1秒間、運命へのカウントダウンが始まった――鈴木光司、坂東眞砂子、朱川湊人、恩田陸、貫井徳郎、高野和明、岩井志麻子、近藤史恵、馳星周、浅暮三文、桜庭一樹、仁木英之、石田衣良――大注目の新鋭から超人気作家まで、13人の豪華執筆陣が描く、悲劇のようで奇跡のようなミッドナイト・ストーリー。」だ、そうで。


    電子書籍配信サイトTimebook Townで連載されていたそうで、若干軽めのアンソロジーに仕上がってしまってるような…。

    豪華執筆陣と、期待していただけに何となく肩透かしをくったような…とがっかりしていたら、後半、近藤さんの『箱の部屋』からちょっと盛り返してくれたという感じ。

    失恋して部屋から出たくなくなった主人公の気持ち、痛いほど分かるし、インターネットさえあれば、外出しなくても…というのも実感。そして同じように通販の箱を積み上げてしまっている私も、そろそろ片付けなければなと(夏休みにでも…たぶん)。

    そしてその次の馳さんの『午前零時のサラ』が一番良かった!ものすごく良かった(動物物に弱いからというのもあるけど…)。
    「かわる愛、かわらぬ愛…」に、納得。そして最後の主人公の気持ちがものすごく好きかも。
    でも、あんなに大事にしてたのに…、女の人の気持ちだけが理解できなかった。

    桜庭さんの『1、2、3、悠久!』の最後の一行も、仁木さんの『ラッキーストリング』のラストもなかなかで。

    あとは坂東さん、朱川さんのを覚えてるぐらいかな。

    初読みの浅暮さんのは、午前零時、悪魔がそんなに簡単に呼び出せるなら、私なら何をお願いするかなと、ちょっとわくわくしながら読めたかも。

    でも、この男のように別れた相手に未練はないから相手の不幸だけは願わずに済みそうな…。

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        コメント
        uririnさん、こんばんは。
        そんなに怖くなかったので安心しましたけど、
        確かに若干軽めっていう感じでしたね。
        近藤さんの作品、読み応えがあってよかったです。
        初読みの朱川さんのを何か読んでみようかなぁって思ってます。
        できるだけ怖くなさそうなのを(ムリ?笑)。
        藍色さん、こんばんわ(^^)
        近藤さんのは「わかる、わかる」という感じですごく共感できました。最後に立ち直ったところも良いし(^^)。そして、朱川さん、結構好きなのですが、私は怖い系しか読んだことないので、「花まんま」(だっけ?)とか、そっち(ノスタルジック系?)もそろそろ読んでみようかなと、なのでお薦めのがあれば是非教えてくださいね。では、では〜。
        • uririn
        • 2007/08/08 12:41 AM
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        装幀は新潮社装幀室。アンソロジー。 目次・ハンター:鈴木光司/冷めたい手:坂東眞砂子/夜、飛ぶもの:朱川湊人/卒業:恩田陸/分相応:貫井徳郎/ゼロ:高野和明/死神に名を贈られる午前零時:岩井志麻子/箱の部屋:近藤史恵/午前
        • 粋な提案
        • 2007/08/07 2:17 AM

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