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    『図書館戦争』有川浩

    図書館戦争
    図書館戦争
    有川 浩 2006/3/5発行 メディアワークス P.341 ¥1,680
    ★★★★★
    「君たちは――公序良俗を謳って人を殺すのか!」
     それが正義だとすれば正義とはこの世で最も醜悪な観念だ。そしてこんな醜悪の根拠にされるメディア良化法とは一体何だ。

    公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」が成立・施行されてから、三十年――。
    エスカレートしていくメディア良化委員会の検閲によって狩られ、破棄されてしまう本を守ることができるのは、メディア良化法に対して唯一対抗できる根拠法

    図書館の自由に関する宣言
    一、図書館は資料収集の自由を有する。
    二、図書館は資料提供の自由を有する。
    三、図書館は利用者の秘密を守る。
    四、図書館はすべての不当な検閲に反対する。
    図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。

    を有する「図書館」のみとなり、合法国家機関や、様々な手段で図書を弾圧しようと襲撃を繰り返す輩から、自分たちの手で図書館を守るべく、自衛隊にもひけをとらない訓練を受けた「図書隊」の6人の隊員達――。

    「運命の王子様」を追いかけて、図書隊への入隊を希望し、全国で唯一女性図書特殊部隊に配属された身体能力だけは男性隊員にもひけをとらない、熱血バカ。笠原郁

    女性隊員達からの人気はそこそこ、なのに郁にだけは厳しくあたるため、背中に飛び蹴りをくらわされる鬼教官、怒れるチビ。堂上篤

    圧倒的な女性隊員の支持を受ける、ツボに入ると止まらない、笑う正論。小牧幹久

    できそこないの郁と同時に特殊部隊に配属されたことに不満を抱くスーパーエリート、ちょっぴりおバカで頑な少年。手塚光

    寮では郁と同室の、男性隊員たちの憧れの的、美人でソツのない情報屋。柴崎麻子

    練成教官の総責任者、泣く子も黙る豪胆で大雑把な、喧嘩屋中年。玄田竜助

    図書館の自由を、愛する本を守るため、合法国家機関を相手に血を流すことも厭わない、彼ら6人の闘いがここに幕を開ける――。

    『正義の味方、図書館を駆ける!―公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館!狩られる本を、明日を守れ。
    「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメント 第1位』だ、そうで…。


    やたらと説明が多くて難しくて、頭痛くなりそうだったけど、要するに、ちょっとのことでも「有害」とされてしまうような、ごく普通の本が自由に読めなくなる世界…、買いたくても本の価格が高騰してしまい、唯一法に守られた図書館のみでしか、読みたい本が手に入らない世界で、それらの本を守るために闘う大人たちのお話、という感じかな。

    そして、図書館を守る「図書隊」に入隊して間もない主人公の熱血バカ、笠原郁を中心に、彼女の行動を周囲の人間達はハラハラしながらも、その成長ぶりを暖かく見守る…という構図は、何だか大昔の『エースをねらえ!』とか、『スチュワーデス物語』なんかを彷彿させるようなお話で。

    少年犯罪が起こるたび、見ていた映画や漫画の悪影響が取り沙汰されて、そういった有害(とされる)図書なんかを大人たちが規制しようと企む中、健気に自分達で本を守ろうとする中学生達の話や、『日野の悪夢』の話は、なかなか良かったかも。

    作者の有川さんの本を愛する気持がとても良く伝わってくるというか…。

    「本を焼く国ではいずれ人を焼く」という古くからの言い伝えがとても心に残るし、そうならないことを願いたくなるし。

    郁が追いかける「王子様」の真相が解った時、郁がどんな反応を示すのか…(はっ、これもまた『ガラスの仮面』の、マヤちゃんと紫のバラの人のような…?)見届けたいから『図書館内乱』も『図書館危機』も読まなくちゃだけど、この本、寝ながら読むには若干重たい…。

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        コメント
        漫画家の永井豪氏のハレンチ学園(古っ)が
        昔、校庭で父兄らに焼かれたらしいのですが、、
        内容もロクに理解せずに絵の1コマなどに
        過剰反応して、事件や犯罪を書物のせいにするのは
        おかしいと感じています。
        ハレンチ学園最終回では途中から展開が変わって生徒が全員、戦死するというのは、おかしな結果だなあと、いまだに感じています。
        タジイさん、こんばんわ(^^)
        「ハレンチ学園」懐かしいですね(^^;永井さんは「デビルマン」も「キューティーハニー」も大好きですが、「ハレンチ学園」は名前は知ってても読んだことないです。でも、それ読んだからって…と思ってしまいます。図書館の貸し出し履歴とか調べられたら、鬼畜系の本読んでる私も、きっと怪しい人になってしまいそうな(^^;
        では、では。
        • uririn
        • 2007/03/23 1:13 AM
        確かに寝ながら読むには重いシリーズですね、これ(笑)
        話はとても面白かったです。
        コメディっぽくシリアスっぽく。
        いい感じでバランスが取れてるなぁ〜って思いましたね。
        『内乱』の方を今途中で投げ出してるんですが、
        早く読まなくっちゃなぁ〜。
        す〜さん、こんばんわ(^^)
        もう少し軽いと、もっとサクサク読めるのですが(^^;(ページ数の割には、ぶ厚い)。
        私も『内乱』途中で止まってしまってます。ほんと早く読まなくちゃ〜ですね(『危機』も控えていることだし)。では、では〜。
        • uririn
        • 2007/03/28 12:14 AM
        こんにちははじめまして。
        めがねと言います。
        「戦争」と「内乱」までは読んだのですが、
        その先はまだ読んでません。
        結構重いですから。
        これからもよろしくお願いします。
        • めがね
        • 2007/04/04 2:23 PM
        めがねさん、こんばんは。はじめまして(^^)
        私は「内乱」を投げ出したままです(^^;
        こちらこそ、これからも宜しくお願いいたしますm(_ _)m(「内乱」の記事は、当分UPできそうにないかもなのですが、是非他のとこでもコメントいただけると嬉しいです)では、では。
        • uririn
        • 2007/04/05 1:34 AM
        uririnさん、こんばんは。
        おぉ、やっぱり思い起こしました?『エースをねらえ!』や『スチュワーデス物語』。
        そして『ガラスの仮面』の紫のバラの人も。
        ついでに、軍隊でしごかれるので映画『愛と青春の旅立ち』を思い出しました(笑)。
        キャラクター、立ってましたよね。
        考えさせられる部分もあって、しっかり楽しめました。
        藍色さん、こんばんわ(^^)
        『愛と青春の旅立ち』懐かしい!!!
        リチャード・ギアも、あの主題歌も大好きでした。恋愛映画はあまり好きではないけど、あれだけはなぜかものすごく記憶に残ってます。なるほど、訓練の部分が好きだったのかも。
        ついでに、訓練で思い出した『ポリスアカデミー』のスティーブ・グッデンバーグにも一時期嵌ってました(^^;過去の記憶がどんどん蘇ってきたような…。
        では、では。
        • uririn
        • 2007/04/17 12:57 AM
        こんにちわ〜♪
        TBさせていただきました。

        作者の、本に対する愛情がとてもよく伝わってきた作品だと、私も思いました。
        「内乱」「危機」も読まなくては!

        それでは^^
        じゅりんさん、こんばんわ(^^)
        TBありがとうございます。
        そして私も、生まれ変わったら図書館の職員になりたいです(^^)(この世ではもう遅すぎて…ううっ)。もっと早く気づけば良かったです。
        私もこの先がまだ読めていないので、早く読まなくては…。
        では、では〜。
        • uririn
        • 2007/08/05 12:23 AM
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        公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。 超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館!狩られる本を、明日を守れ! 敵は合法国家機関。相手にとって不足なし。 正義の味方、図書館を駆ける! 笠原郁、
        • *precious memories*
        • 2007/08/04 12:05 PM
        図書館戦争有川 浩 (2006/02)メディアワークス この商品の詳細を見る 公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律「メディア良化法」が施行された日本。 それに対抗するのは、図書館の自由を下敷きに作られた「図書館法
        • しんちゃんの買い物帳
        • 2007/04/17 6:08 PM
        イラストは徒花スクモ。書き下ろし。 「本の雑誌」の2006年上半期エンターテインメント第1位。 ―公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。超法規的検閲に対抗
        • 粋な提案
        • 2007/04/17 12:04 AM
        まずい、 面白すぎ。 しかし、ありなのか?この世界。 図書館が武装して、図書を守る。 敵は、メディア良化委員会。何だ、それ? 設定が面白すぎです。 ありえない、こんな世界。 でも面白い。 小説なのに
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        • ぱんどら日記
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