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    『東京公園』小路幸也

    東京公園
    東京公園
    小路 幸也 2006年 新潮社 P.236
    ★★★★★
    「誰かのために生きるためには、その誰かさんが必要なんだろうな。二人ともそういう人を求めていたのかもしれない。それは、単に好きとか恋とか愛なんていう言葉じゃ括られないものだろう」
     そう思うようになった。父さんはそう言って、照れたような顔をする。
    ……
    誰かのために生きる。
    自分のためにじゃなく?

    「家族」の写真を撮ることを趣味とし、東京中の公園を巡り歩くカメラマン志望の大学生、圭司。

    その日もいつものように公園で出会った母と子の写真を撮ることを許可してもらおうとしたところ、見知らぬ男から、声を掛けられ、奇妙な頼まれ事をされることに…。

    妻の浮気を疑う、初島と名乗る男の依頼を引き受け、幼い娘を連れて公園に出かける初島の妻の後を追い、証拠写真を撮るためにファインダーを覗く圭司は、圭司とそう歳の変わらない、初島の妻「百合香」に次第に惹かれていき…。

    「ファインダー越しに感じてるこの気持ち。これって、ただの好奇心? それとも、もしかして恋? カメラマン志望の大学生・圭司をとり巻く様々な人間模様。柔らかな光を浴びて、ゆっくりと芽吹く恋の物語。」だ、そうで。


    人妻に惹かれる大学生…何となくどろどろしてそうだけど、全くそんなことはなくて、爽やかな風が吹き抜けたようなお話で…。

    あんまり爽やかに通り過ぎたので、印象もさらりと軽いというか、盛り上がりに欠けるというか。

    圭司の姉の話は、ちょっと意外で驚いたけど。

    「誰かのために生きる」ためには、その誰かを探さないと…というのは、これまで自分のことしか考えて生きてこなかった私には目から鱗というか、かなり考えさせられてしまった…。

    でも何で『小さな恋のメロディ』と『修羅がゆく』なの?
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          コメント
          いいお話でした。
          ちょっといい話すぎる感もありますが・・・。
          東京に行った時、ココにある公園を片っ端から
          訪れて写真にでも撮っちゃおうか、と思ってたんですが
          無理でした。
          でも公園で読書って言うのもいいよなぁ〜。

          uririnさん、こんにちは。
          みんな、誠実で穏やかなキャラクターで、安心して読めましたね。
          『小さな恋のメロディ』と『修羅がゆく』
          『小さな恋のメロディ』は洋画(外国映画)で初恋物のクラシックな定番ですが、
          『修羅がゆく』は邦画か洋画かもわからないので、なんとも…です。
          これが気に入られたのでしたら、同じ小路さんの「キサトア」をおすすめします。
          記事持ってます(笑)。

          横レスですが、す〜さんの公園巡り、できなかったのですね。
          以前コメントいただいてて、気になってました。
          スケジュールや体調、気候もあったと思います。
          問い合わせはできなくて、こちらでわかってすっきりしました。

          トラバ、先週からできなくて困っていたのですけど、
          できるようになったみたいで、よかった…。
          「春季限定」「夏季限定」の記事がありますので、少しづつさせていただきますね。
          もちろん、お先にトラバ、コメントいただくのも歓迎です(笑)。
          す〜さん、こんばんわ(^^)
          東京にはそんなにたくさん、広々とした公園があるのですね。京都では「ちびっこ広場」みたいな公園しか思いつかない(^^;
          私にとっては鴨川の土手や、京都御苑が公園みたいなものなので、たまにベンチでぼーっとしています。
          公園で読書は、憧れですね(^^)。
          暖かくなったら、ベンチに寝転がって読書、とかしてみたいな(人目さえ気にならなければ、やってみたい)。
          では、では〜。
          • uririn
          • 2007/01/21 10:44 PM
          藍色さん、こんばんわ(^^)
          『キサトア』気になってはいたのですが、何だか難しそうで手をつけてません(^^;近いうちに読んでみようと思います。
          TBできるようになって良かった(^^)
          では、では〜。
          • uririn
          • 2007/01/21 10:50 PM
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          東京公園 出版社: 新潮社 (2006/10/28) ISBN-10: 4104718025 評価:86点 穏やかで心地よい小説だった。 心ゆるがせるような大事件は起きないが(富永の言動は結構派手だが)、淡々と書かれる日常の中に、人が人とかかわっていくなかで大事にするべきものがし
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          東京公園小路 幸也 (2006/10/28)新潮社 この商品の詳細を見る まだ自分が小さい頃に死んでしまった母親のことを思うとき、いつも最初に浮かんでくる光景は、一眼レフのカメラを構える姿だった。カメラマン志望の大学生、志田圭司
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