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    『FINE DAYS』本多孝好

    FINE DAYS
    FINE DAYS
    本多 孝好 2006年 祥伝社文庫 P.334
    ★★★★★
    この年になっても、恋心というのがいったい何なのか、わからずにいます。恋をしていたころは、それはわからなくてもいいものだと思っていました。それはただそこにあるのだから、わからなくともいいと。恋をしなくなってからは、わかる必要がなくなりました。それはもう二度と手には戻らないものだから、わからないほうがいいと。

    「ニヤケ」と生徒から呼ばれる高校教師、三宅が学校の屋上から飛び降りて死んだ。
    ズボンをずりおろしたままの格好で死んだ教師は、その前日、一人の女生徒とトラブルを起こしていた。
    三宅の頬を叩いた、その女生徒には、転校前の学校で何人も人を殺したという噂があるという。
    噂を面白がり、からかった女生徒の一人も、また大怪我をするはめに。
    一躍「魔女」として、一部の女生徒から祀り上げられた彼女は、それを良く思わない学校一強い女、から屋上に呼び出され…『FINE DAYS』

    癌に侵され、余命いくばくもない病床の父親から、スケッチブックを渡され、そこに描かれている女性を探してほしいと頼まれた息子の「僕」。
    父親との折り合いが悪く、一年前、家を飛び出していた「僕」は、父親の意外な過去に興味を示し、父親の三十五年前の恋人が住んでいたと言うアパートに足を運ぶ。
    老朽化し、すぐにも取り壊されそうなアパートのドアを開けると、そこには若き日の父親の姿が…『イエスタデイズ』

    妹の死に罪悪感を抱き、その亡霊に縛られるように生きる大学院生の「私」。
    ゼミの飲み会で顔見知りになった、無口な青年、姉と暮らし、家に他人が来ることを極端に拒む結城に、自分と同じ「怯え」を嗅ぎ取り、親しくなっていく。
    そんな結城の周辺を嗅ぎ回る男の存在に気付いた「私」は、結城の持つ、ある能力の話を聞かされ…『眠りのための暖かな場所』

    彼女へのクリスマスプレゼントを買うため、アンティークショップを覗いた「僕」。
    以前から目をつけていた、「ランプシェード」は、いつもの場所にはなく、落胆している「僕」を、店主の老婆は、店の中に招きいれ、「ランプシェード」に纏わる不思議な話を聞かせてくれる。
    ある女性を守るために祈りを込めて作られたという「ランプシェード」の話と、「僕」と彼女の関係がいつの間にか重なり…『シェード』
    の、4つの「不思議な力」の物語集。

    「火をともそう。僕が持ちうるすべての力を使って
    新世代の圧倒的支持を受ける著者が描く、奇跡のラブ・ストーリー」だ、そうな。


    『FINE DAYS』は、途中まで、「僕」と友達の関係がものすごく感じ良くて、何と爽やかな青春物…と思って読んでいたら、意外な展開にびびってしまった。

    『イエスタデイズ』は、東野さんの『時生』のような雰囲気。
    遺産を放棄するなんて、もったいない…と、現実的なことを思ってしまったけど。

    『眠りのための暖かな場所』のラストは、この人どうなっちゃうんだろう、と心配になる。
    好きになれない人だけど。

    『シェード』の、ガラス職人の恋の話は、少し切なくて…その、ガラスで出来たランプシェードとやらを見てみたいと思った。

    表紙の鮮やかなイラストに惹かれて読んでみたけど、全体的には、ぼちぼち…だったかな。
    異例のロング・セラーという謳い文句に期待しすぎてしまったからかも。
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