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    『さよならの代わりに』貫井徳郎

    さよならの代わりに
    さよならの代わりに
    貫井 徳郎 2006年 幻冬舎
    ★★★★★
    あたしのこと忘れないで、なんて言わないからね。あたしがいなくなったら、そのまま忘れちゃって

    テレビにも出演している有名俳優の新條雅哉が主宰する、劇団「うさぎの眼」。
    主人公の「ぼく」こと白井和希は、アルバイトと、間近に迫った公演の舞台稽古とその後の飲み会にと、忙しい日々を送る「うさぎの眼」のしがない一劇団員。
    「ぼく」にとって、新條さんは雲の上の人であり、神様のような存在。

    ある日舞台稽古の終了後、掃除当番のために、皆より遅れて稽古場を後にした「ぼく」は、階段を上がったところで、地べたにしゃがみこみ、コンタクトレンズを失くして困っていた一人の女性と出会う。
    彼女は、萩村祐里と名乗り「うさぎの眼」の公演を何度か観に来ているらしい。
    そして、新條のファンなのだと…。

    お人好しの「ぼく」は、その言葉を信じ、新條のことや劇団のことを聞きたいという彼女と何度か会って話すうち、奇妙な頼みごとをされてしまう。
    根っからのお人好しの「ぼく」は、劇団仲間も巻き込んで、彼女の頼みを引き受け、今回の公演中、「うさぎの眼」の看板女優でもあり、現在の新條の愛人でもある圭織の控え室から目を離さないことを約束する。

    そして迎えた千秋楽、舞台の幕が下りると、新條が「圭織が、控え室で死んでるんだ」と、みんなに告げた。
    皆が現場に駆けつけると、そこには背中にナイフを突き立てられたままの圭織の変わり果てた姿が…。

    劇団員全員の事情聴取が終わった後、釈然としない「ぼく」は、事情を説明しろと、祐里を問い詰める。

    しかし、そこで返ってきたのは、あまりにも突飛すぎる祐里の「実はあたし、未来から来たのよ」という言葉、そして新條との関係…。


    彼女が、何のために彼にそんな頼みごとをしたのか。
    それは解らなくもないけど…。
    でも解らないことの方が、私には多すぎたかもしれない。

    貫井さんにしては、何と爽やかな…。
    テンポも良くて、劇団員同士の軽妙なトークや、その内情みたいなのは面白かった。
    ただ、軽妙すぎて、誰にも感情移入できないまま終わってしまった気が…。

    「さよならの代わりに」の台詞は、ちょっぴり切なくなって、悲しくなったけど。
    そして、また出会いのシーンを読み返して、何となく嬉しくなってしまった。

    でも「さよならの代わりに」と言えば…百恵ちゃんをまず思い出してしまったから、あのフレーズが頭にぐるぐるしてしまった。
    懐かしい…。
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        コメント
        uririnたちが、有名俳優など面白かった
        大きい同士と、未来と同士などを掃除すればよかった?


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         なんと綿密で用意周到なストーリーなのだろうか。ミステリーなのかSFなのか、最後の最後まで明かさないところが憎いね〜。 劇団『うさぎの眼』の一員である主人公和希は、未来からタイムスリップして来たと言い張る祐里とつき合ううちに、ある殺人事件に巻き込まれ
        • ケントのたそがれ劇場
        • 2007/01/27 8:23 PM
        さよならの代わりに貫井 徳郎 幻冬舎 2004-03by G-Tools 劇団「うさぎの眼」の看板女優が、上演中に殺害されました。事件と前後して和希の前に現れた、謎の美少女、祐里。和希は、彼女に振り回されながら、彼女と共に事件の謎を追うことになります。しかし、祐里には
        • IN MY BOOK by ゆうき
        • 2006/06/03 10:01 AM

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