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    『眼球綺譚』綾辻行人

    眼球綺譚
    眼球綺譚
    綾辻行人 1999年 集英社文庫
    ★★★★★
    読んで下さい。
    夜中に、一人で。

    人里離れた山中の別荘。
    外はひどい雨。
    部屋の中では、酩酊した男が一人、顔のない妻に話しかけていた。
    比喩ではなく、実際に妻の首を、男は自分で切り落としたのだ…。
    そして、男は待っている。
    妻の新しい首が生えてくるのを…『再生』

    赤ちゃんが欲しいと切実に願う妻。
    妻は、ある日夫が「呼子池」で釣ってきた、奇妙な魚に異常なほどの執着を見せる。
    水槽で飼われていた、畸形の魚の胸びれは、やがて足のようなものに変化していき…『呼子池の怪魚』

    ある人物から薦めてもらった「変わったもの」を食べさせてくれるというレストランに入ってみることにした男と妻。
    男は以前、偶然カレーの中に紛れ込んだ「あるもの」を食べてしまったことから「イカモノ喰い」に強い興味を持つようになっていた。
    最初嫌がっていた妻も、何度も店に通ううち、だんだん興味を惹かれていく。
    二人の「イカモノ喰い」は、どんどんエスカレートしていき、とうとう、その店のスペシャルメニューを食べさせてもらえることになり…『特別料理』

    クリスマス・イヴの日、20歳の誕生日を迎えた女子大生。
    サークルのクリスマス・パーティーに参加することになり、奇妙なプレゼントを買おうと、ある店に立ち寄る。
    そこにあったはずの、彼女が以前から気に入って眺めていた、アンティークなナイフが無くなっていた。
    そう言えば、昨日の夜に見た恐ろしい夢の中で、彼からプレゼントにもらった気がする。
    あれは夢ではなかったのだろうか…そして、夢の中では、彼女はそのナイフで彼を…『バースデー・プレゼント』

    夜行列車で、避暑地に向かう二組のカップル。
    四人は、怪談話で盛り上がっていた。
    そんなものは所詮作り話だと一人の男が言い出し、それならお前の言う「本物」の話をしてみろと促された男。
    これまで男が怪談話を聞かせると、その後で変なことが起こったと言う。
    怖がる彼女をよそに、話し始める男。
    そして、話し終えた後に…『鉄橋』

    妻が旅行中、久しぶりの実家に帰ってみることにした作家の男。
    そこでの仕事がはかどらず、仕方なく犬の散歩に出かけることに。
    そして河原で鎖を放された愛犬は、おかしな人形を口にくわえ、戻ってきた。
    目も鼻も口も耳も、髪の毛一本もない、のっぺらぼうの人形。
    家に持ち帰り、テーブルの上に置いたはずの人形が、彼がまどろんでいる間に、どこかに消えていた。
    奇妙に思いながら、風呂に入り、鏡を見た男には、さっきまであったはずの黒子がなくなっていた…『人形』

    東京の出版社に勤める女の元に、大学の後輩から送り付けられた小説らしきもの。
    訝しがりながらも、目を通してみることにした。
    そこに書いてある内容は、大阪万博の頃に起きた無差別連続殺人事件に関連すること。
    殺されたあと、眼球をくり抜かれるという、おぞましい事件に関わった男の体験談なのだろうか…。
    何故これが彼女の元に…『眼球綺譚』


    「妖しくも美しい7つのホラーストーリーを収録。著者の新境地を拓いた初の短篇集」だ、そうです。

    全編通して「由伊」という名の女性が出てくるけど、私には、あまりよくその意味がわからなかった…。なんとなく、しか。

    とりあえず、気持ち悪い短篇集、というか…。
    ホラーだから、当たり前か…。
    に、しても気持ち悪かった。
    嫌いじゃないけど。

    『再生』は、最後のオチ、というか、それ、想像すると恐ろしい…。
    『呼子池の怪魚』は、ほっと安心。
    『特別料理』は、無理…「ごきげんようおひさしぶり」食べるなんて、噛み切るなんて…。
    『バースデー・プレゼント』は、なんだかよくわからなかった。
    『鉄橋』も。
    『人形』は、一番わかりやすくて、一番好きな話。
    何となくこんな話、大好きな『ドラえもん』にもあったような…。
    そして『眼球綺譚』で、全体の締めなのかな。

    うーん。やっぱり気持ち悪い。
    夜中に一人で、読まないほうがいいと思う。
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