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    『11文字の殺人』東野圭吾

    11文字の殺人
    11文字の殺人
    11文字の殺人
    東野 圭吾 1990年 光文社文庫
    ★★★★★
    『無人島より殺意をこめて』――これだけだった。そして、これがすべてだった。

    「命を狙われている」
    バーのカウンターで、バーボンを飲みながら、冗談のように彼が言った。
    彼には、思い当たることがあるという。
    「命を狙われたとして、心当たりが全くないと断言できる人間なんているのかな…」と。
    「あたし」がその夜、最後に聞いたのは「気が小さいのさ」という彼の言葉…。

    そして「あたし」の恋人は殺された。
    それもただの殺され方ではなく、最後にはまるでゴミのように、東京湾に捨てられていたという。

    「あたし」と彼を引き合わせたのは、推理作家である「あたし」の担当編集者であり親友でもある女。
    彼とは「大人同士」の付き合いを続けて、二ヶ月が過ぎていた。
    その間、二人で旅行もしたし、結婚の話が出ても、おかしくはなかった。
    けれど葬儀の席で、彼の仕事関係の人達の話を聞くうちに「あたし」は彼のことを何一つ知らなかったのだと、思い知らされる。

    そして、遺品の中から、彼のスケジュール帳を形見として分けてもらった「あたし」は、そこに書いてある不思議な記述に違和感を覚え、そこに記された人物に会ってみるため、各方面に顔のきく、親友に助けを求める。
    親友は言う「少し意外よ。あなたがそんなふうに一生懸命になるなんて」と。
    「あたし」は答える「彼のこと、好きだったのよ」と。

    そして「あたし」と親友は、一年前に起きた、クルーザーの転覆事故に彼が居合わせていたという事実をつきとめる。
    その事故で、一人の男が亡くなっていた事を知り、そのクルーザーに乗り合わせていた全ての人物に、会って話を聞くことにするのだが、誰も彼も何かを隠しているようで、当時の様子を話そうとはしてくれない。

    唯一、事故で亡くなった男の弟だけが口を開く。
    「泳ぎの得意だった兄だけが死んだということがあきらめきれない」と。

    そして、事故当時クルーザーに乗っていた人物が、次々に殺され「あたし」の身にも危険が迫ってくるのだが…。


    あんまし記憶に残っていない作品、というのが正直なところ。
    犯人の動機には、あんまし納得できない、というか、一年前の事故で死んだ男に、ここまでしてやるほどの価値があったのか…。

    そして、その場に居合わせた人達の考えも、あんまり納得できなかったのは、私には別に失って困るものとかが、ないからなのかもしれないけど…。
    そこら辺がこの本に出てくる「価値観」の相違なのかな。

    いくら前から想いを寄せていたとしても、あんな所で、あんな時に、そんなこと考えるものなのかな。

    これは、私が女だから分からないのかもしれないけど…。
    犯人が勿体ないな、と思った。

    そして、ここにもアカザ・クリスティが…無人島が…。
    アガサ・クリスティの映画とかいっぱいやってたの、何十年前だったかな。

    あの「ミステリーナイル」のフレーズだけ、やたらと頭にこびりついてるんだけど…。
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        きょうuririnは、ボンで推理したかったの♪
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