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    『愛のあとにくるもの』辻仁成

    愛のあとにくるもの
    愛のあとにくるもの
    辻 仁成 2006年 幻冬舎
    ★★★★★
    あの日、二人は井の頭公園の木橋の上ですれ違った。輝く光りの中でぼくたちは運命を交換し合った。
    あの日、ぼくと紅は軋むベッドの中で一つになった。心と肉体が溶け合う至上の愛を分かち合った。
    ………
    あの日、ぼくたちは笑い合った。
    あの日、ぼくたちは背中を向けて寝た。
    ………
    あの日の紅はぼくの中で生きている。まだ、ぼくの中で生きている。

    日本で賞を受賞し、韓国でも出版されることとなった執筆本の、出版記念イベントに出席するため、韓国へと向かう潤吾。
    7年前、些細なすれ違いから口論となり、出て行ったきり戻ってくることのなかった、恋人、紅(ホン)の祖国、韓国。
    せめて、あの人が生きるソウルを訪れ、あの人と同じ空気を吸えるなら…という思いで飛行機に乗った潤吾。

    別れた日から、心に後悔という疵を刻み、決して消えることないその疵を眺めながらこの7年間をやり過ごしてきたという、潤吾。
    そして空港で、視線の先に彼女を捉えた瞬間、彼の周りからは音が消え、全てのものは動きを止めた。

    奇跡の再会、に興奮さめやらぬ潤吾。
    しかし、彼のそばにも、カンナという別の女性の存在があった。
    なのに潤吾は、何とか紅の誤解を解きたいと、彼女の前に再び姿を現す。


    「再会の7日間に奇跡は起こるのか?感動のラストシーンまで一気に読ませる、恋愛小説の傑作。
    男の視点を辻仁成が、女の視点を200万人の韓国女性のファンをもつ、韓国1人気女性作家の孔枝泳(コン・ジョン)が描く、愛のハーモニー」
    だ、そうです。
    そして、その男性の視点版の方。

    男の方は、忘れよう、というよりそれこそ未練たらたらで。
    女の視点と、男の視点の相違点は面白く読めた。

    一緒に暮らしているのだから…と考える男と、一緒に暮らしていても…と思う女と。
    忙しいことを理由にする男と、周りに知り合いもなく、ひとりぼっちで待つだけの女。

    口論の後、出て行ってしまった彼女を探しもせず、戻ってくるのを待っていたとは…なんだかなぁ。

    男視点の方は、後から読んだせいか、言い訳ばかりを重ねているような気がした。
    そして男性版を読むと、紅という女性が、何だか少し、性格悪そうに思えてしまう。
    カンナという女性も、相当なタマだけど。

    最後の部分は、男性側のこういうことが書きたかったのだなと納得はしたけど、でもなぁ。

    読む順番が違うと、また感想も変わるのかも知れないけれど…。
    そしてまた、私が女だからなのかも知れないけど。
    女性版ほどの感動は、なかった。

    辻さんの文章は、小難しいと言うか、理屈っぽいと言うか…。
    時々、言葉の意味調べしないといけないくらいに。

    エコーズの頃の歌詞は大好きだったんだけどなぁ。
    「デラシネ」なんか、今でもそらで歌えてしまうくらいに。
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