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    『痺れる』沼田まほかる

    評価:
    沼田 まほかる
    光文社
    ¥ 1,680
    (2010-04-20)
    Amazonランキング: 57115位

    罪を犯した男に囚われていく女。怒りと赦しを背負いながら生きる使用人。褒められたくて女の家に日参する男。馬鹿馬鹿しくて信じられない、泣きたくなるような悪夢。ざわざわと慄く、壊れていく男と女の9つの絶望。一度読んだら捉えて離さない、沼田まほかるの痺れる世界!
    これは久々にぞくぞくっときた。
    そして、タイトル通り痺れましたわ「まほかる様」。

    9つの短編の内容をざっと、
    数年前から行方不明のままの姑。夢とも現実とも区別のつかなくなった高齢の母親は、息子の罪を隠そうとして…『林檎曼荼羅』 
    「襲われる」という嫌な予感が的中し、現実のものとなってしまった女が不倫相手にそのことを打ち明けると…『レイピスト』
    人里離れた別荘地に一人で暮らす女。そんな女の家にある日突然見ず知らずの若い男が転がり込んで…『ヤモリ』
    娘を亡くした使用人と、命を救われた娘の深い縁…『沼毛虫』
    ひょんなことから庭師に家に入り込まれた一人暮らしの女性は、男の言うがままに次から次へと家の修理を頼まざるを得なくなり…『テンガロンハット』
    子供のころに見た「たこ」の絵に絡め取られた女は、一人ぼっちで過ごす誕生日に映画館で痴漢に遭遇してしまい…『TAKO』
    ゴミの分別をしないマンションの住人を糾弾しようと正義感に燃える男に殺意を抱いた私は、周到に計画を練り…『普通じゃない』
    嫌いなのか好きなのか良く分からない、妹の友人の母親との不思議な関係…『クモキリソウ』
    何をしても敵わないと思っている、不倫相手だった男の元妻の姿を見てしまった女は…『エトワール』

    『九月が永遠に続けば』では、あまりその良さがわからなかったけど、これは嵌ってしまうのもわかるかな。これを読んだら他のも読んでみようと思えたし。

    たいがいの主人公が一人暮らしで、男の人が出てきて、その先の展開をものすごく期待させるというか、何かざわざわした感じが終始絶えなくて、でもちょっと捩れてたり壊れてたりなので期待とは全く別の方向へ行ってしまうというような。まあとにかく「普通じゃない」。

    最後の「オチ」も、私は好きです。
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      『九月が永遠に続けば』沼田まほかる

      評価:
      沼田 まほかる
      新潮社
      ¥ 660
      (2008-01-29)
      Amazonランキング: 7695位

      高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか―― 。
      人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。
      第5回ホラーサスペンス大賞受賞作!
      何ヶ月か前に本屋さんで猛プッシュされていたのと、小奇麗なタイトルと作者名に惹かれて内容も知らずに読んでみたけど…微妙なところ。

      内容はざっと、
      最愛の夫を他の女に奪われ、それからは息子と二人健気に(母的には)生きてきたのに、今度はまたその大切な一人息子が忽然と姿を消してしまうというミステリ(じゃなくてホラーか)。

      元夫の娘の彼氏と関係を持つとか、とにかく人間関係が複雑というか、狭いところでややこしい。
      元夫の今の妻の過去の不幸さ加減が半端ないというか、読んでいて気持ち悪くなるぐらい(鬼畜系?)。
      なのであまりの描写の痛々しさに、てっきり男の人の書いた本かと思いました。
      これを女の人が書いたというところがすでにホラー。

      ただ、そこを乗り越えれば、ああ、こういう人物像が描きたかったのか…というか、魔性?

      息子を持つ身としては(まだ2歳にもなってないけど)、これはあまりに悲しすぎる結末。
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