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    『あしたの私のつくり方』真戸香

    あしたの私のつくり方
    あしたの私のつくり方
    真戸 香 2007/2/28発行 講談社 P.237 ¥1,575
    ★★★★
    家族も友達も、みんな私のそばから離れていってしまう。
    今までやってきたことって一体なんだったんだろう。
    「ひとりになっちゃった」
    声に出したら、より一層自分が哀れで惨めに思えた。

    小学生の頃から、不仲な両親の「かすがい」になろうと懸命に「いい子」を演じ、学校ではいじめの標的にならないように、仲良しグループの中の聞き役に徹し、自分の本心を心に閉じ込めて、決して目立たないように振舞ってきた「寿梨」。

    両親の離婚によって引っ越した、知り合いの誰もいない町で、母親との二人きりの暮らしにも慣れ、クラスメイト全員が「仲良し」という、小中学校では在り得なかった環境での高校生活を送っていた「寿梨」が、偶然クラスメイトの噂話から耳にした懐かしい名前。

    小学生の頃、人気者から一転して、いじめの標的にされ、それ以降中学校でもずっといじめられ続けていた「花田日南子」…。

    離れてからも、常に「寿梨」の心に残っていたその名前を聞き、思わず噂話の輪に加わり、咄嗟の言い訳をして日南子のメールアドレスを聞き出すことに成功した「寿梨」は、ある願いを込めて日南子にメールを送ってみることに。

    そしてその日から「寿梨」は、日南子のために、名前を隠してアドバイスのメールを送り続け……。

    『苦しいけれど、輝く。女の子のすべてが、ここにある。by三浦しをん
    差出人不明のメールから、「本当の自分」を求める旅は始まった。悩みを抱えながらも精いっぱい生きる少女たちを爽やかに描く、感動作!
    等身大の「あなた」の過去と現在の物語。』だ、そうで。


    女の子なら、誰でも経験ありそうな、子供の頃の女同士の友情関係がとてもリアル…。
    グループの中での友達のランク付け、私もやってたのかな(同じグループでも、特に何でも相談できる子、とか、この子にはあんまり話したくないかな、とか)。

    でも、「寿梨」のように両親にも、友達にも本音が言えないなんてことはなかったから、この子は自分の気持ちを、どこで発散させるんだろう…と、可哀想になってしまった…でも、今の子供たちは、結構そういうものなのかもしれないなと思えてしまうかも。

    親の前では「良い子」を演じ、上辺だけの友達関係を上手くこなし…というのは、聞いてるだけでもしんどそうなんだけど。

    「寿梨」が、日南子にしていたことは、何だか女版の『野ブタ。をプロデュース』のようでもあり、でも、ラストの希望の光がちょこっと違ってたかな。

    「『本当の自分』って、こういうものって答えがあるんじゃなくて、いつか辿りつきたい『なりたい自分』のことなのかもしれない。…」という台詞に、いたく同感。

    結局は「本当の自分探し」なんて、「ありのままの自分」を認めたくなくて、逃げてるだけなのでは、というか…。

    「今日嫌なことがあっても、明日はいいことがあるかもしれないから…」というのにも…、「うん、うん」と、うなづくしかないかな。

    そして、日南子がいじめの標的にされるきっかけとなった事件の真相…、まるで「古畑任三郎」の桃井かおりさんがゲストだった時の話の終わり方(洗面器を頭に載せた人の話)みたいで、ものすごく気になってしまった…何よ、それという感じ。

    映画見たら分かるのかな…。

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