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    『天国は待ってくれる』岡田惠和

    天国は待ってくれる
    天国は待ってくれる
    岡田 惠和 2006年 幻冬舎 P.166
    ★★★★★
    武志に、子供の頃からずっと憧れてた。ずっと。あんな風になりたいって思ってた。生まれ変わるなら武志になりたいって思ってた。まるで恋してるみたいに、好きだった。大好きだったな。
     でも、同時に憎んでもいた。激しくね。うん、憎んでたな。こいつさえいなければとも思ってた。

    小学5年生のときに、横浜の都会の小学校から、父親が子供の頃に住んでいたという築地の小学校に転校した、父と二人暮しの宏樹。

    クラスでの自己紹介でパッとしない自分の存在に「みんなをガッカリさせている」と、空気を読み取り、頭が真っ白になってしまう宏樹に、小さな声で「頑張れ」と声援を送ってくれたのは、クラスのマドンナ的存在の薫。

    そして、ただ、黒板の前で突っ立てるだけの宏樹に助け舟を出してくれたのは、クラスの人気者、勉強はまるでダメだけど体育だけは得意で、面倒見のいい武志。

    武志の心憎い演出のお陰で、すんなりとクラスに受け容れられた宏樹は、その日から、武志と薫と3人でいつも行動を共にすることに。

    楽しいだけの日々は瞬く間に過ぎ去り、やがて別々の道を歩き出し始めても、3人の誓いの「聖三角形」は崩れることなく…。

    そして、次第に3人で会うことも少なくなった頃、武志に呼び出された宏樹の目の前で武志が薫にプロポーズをしてしまったことから、3人の関係に変化が訪れ…。

    『あの頃、僕らは永遠だと思ってた。3人はいつも一緒だった。なんでも言い合える友達だったはずなのに…。なぜか、一番大切な想いだけが言葉にならない。「ちゅらさん」の脚本家、岡田惠和による初の書き下ろし小説。』


    菅野ちゃんのドラマ「君の手がささやいている」がとても好きだったので、その脚本家さん(しかも「南君の恋人」も「イグアナの娘」も「おそるべしっ!!音無可憐さん」も、この人が脚本書いてたとは…めちゃくちゃ懐かしい。他のもかなり見てたドラマばっかりだし)の初の小説本ならば、と手にとってみたけど…あまりに読みやすくて、ちょっと拍子抜けしてしまった。

    映画の「いま、会いにゆきます」の脚本も、この人なのか…と納得(「泣かせる」のが、得意なんだなと)。

    マドンナ「薫」に恋をしたときからの、何をやっても敵わないと感じる、武志に対する宏樹の気持ちは良く分かるけど、武志の気持ちも少しは知りたかったような(ストレートな人なので、このまんまなのか)…それはもう、叶わないのかもしれないけど。

    「人を好きになる」という気持ちは、誰がどうしようとしてもどうにもならないというか、理屈じゃないから不思議で仕方ない。

    本当に一番好きな人と、ずっと一緒にいられれば幸せなんだろうけど、それが実現できる人って、この世にどれくらいいるんだろう…などということを考えてしまった。

    読みやすくて、普段読書が苦手な人にはすごく向いてる本だし、この本読んでから、イノっち主演の映画を見れば、より感動するかもと思えてしまった(本では、最後のページにやられてしまった…そういうことだったのか…と)。

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