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    『犯人(ホシ)に願いを−悪刑事』森巣博

    • 著:森巣 博
    • 出版社:徳間書店
    • 定価:1890円(税込み)
    犯人(ホシ)に願いを―悪刑事(わるでこ)
    livedoor BOOKSで購入
    書評データ
    ★★★★★
     なにあろう、速水だって平太だって、立派に権力の一部である。自分たちが腐敗していれば、それは権力が腐敗していることと同義だった。
     だから平太は、胸を張って断言できる。
     日本の権力は腐敗している、と。

    政府高官らが関与していた「女子高生殺人事件」を見事に?未解決にしたおかげで、警部補から一気に三階級特進を果たし、めでたく警視庁第一方面本部所轄赤坂署の警視正のポストを頂戴した名和平太、46歳。

    「ノンキャリ出身の警視総監」を目指す平太の、その実体は、警察手帳を黄門様の印籠よろしく振りかざし、女子高生の尻をおっかけてばかりいる、ただのロリコン変態妄想エロおやじ。

    公式的には「署長待遇」ではあるものの、物置代わりに使われていた小部屋をあてがわれ、一人の部下も、むろん送迎の車もつかず、仕事と言えば、所轄の福利厚生と監察業務…。

    そんな冴えない平太とは対照的な、女に不自由しない赤坂署きってのろくでなし刑事、(平太とともに、こちらも異例の昇進を果たした)速水警部の新居でのいかがわしいパーティーに招かれた平太は、マンションの扉の前で、頭をすっぽりとビニール袋に覆われ、全裸で仰向けにひっくり返った二世議員の死体(?)を発見してしまったことから、またしても「オイシイ事件」に足をつっこむことに…。

    「悪漢、圧巻!……悪寒?こんな日本に俺がした!
    ケーサツの凄みも弱みも、全〜部教えます。
    ノンキャリ出身警視総監を目指す赤坂署の名和経平太。事件に絡む上層部の弱みを握り、出世街道驀進じゃあ!長編痛快仰天警察小説」だ、そうで…。


    お正月なんで、腹の底から笑えるような本がないかなと、探していたところ、帯の文句に惹かれて読んでしまったけど…わ、笑えない。

    まさかここまで「中高年のお父さん方のための小説」に徹してるとは思わなかったし。
    仰天警察小説と言えば、かなり仰天かも。

    この作者、こんなこと書いて、よくぞ無事に生きてられるなぁと思ったら、オーストラリアに移住してたのね…なるほど、だから言いたい放題なのか。

    しかもその経歴が破天荒で、小説よりそっちの方が面白いかも(ギャンブル好きなのは、読めば分かるけど、まさかそこまで極められてるとは…)。

    結構書いてあることは、まともで小難しい内容なんで、そこにわざわざ女子高生や、おばかな下ネタをもってきて、「中高年のお父さま方」の興味をそそるようにしてあげてるのかなぁと…勝手に解釈することにした(とでも思わないと、あまりに馬鹿馬鹿しくて読んでらんないし)。

    『新聞記事に出てくる「国益」という言葉を、「永田町や霞ヶ関の大物たちのケツ」という言葉に置き換えて読んでみると、みんなぴったりと当て嵌まる。…すなわち、「国益を守る」とは、「永田町や霞ヶ関の大物たちのケツを守る」ことと同義だった。』と、いうような至極もっともらしい話が、ばんばん出てくる。

    なので、読んでてなかなか勉強になるような、ならんような…。

    そういえば、一ヶ所だけ、平太の妻「聖子」が警察庁直属のスーパースパイ集団に連れ去られた後のシーンは、結構爆笑してしまったかも。
    に、しても妻が「聖子」で、娘が「百恵」って…。
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