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    『インディゴの夜』加藤実秋

    インディゴの夜
    インディゴの夜
    加藤 実秋 2005年 東京創元社 P.275
    ★★★★★
    アロマキャンドルの光に最高の酒とクラブミュージック、そして、おしゃれで面白い男の子たち。《club indigo》で一晩すごせば、世の中の大抵の厄介ごとは何とかなる。どうってことないって思えるはず。

    渋谷駅から徒歩五分、古びたビルの二階にある《club indigo》。
    「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」という、女性ライター兼オーナー、高原晶のちょっとした思いつきから生まれた、ホストクラブらしくない、ホストクラブ。

    平日はライターとしての仕事があるため、ホスト達の管理や店の経営は全て、謎に包まれた「王道ホスト」優夜に任せ、月に一度の経営会議でだけ、もう一人のオーナー塩谷と、晶、優夜の三人は顔を揃える。

    そしてその、月に一度の経営会議の夜、店がハネた後、最初の事件は起こった。

    最近《club indigo》で派手に遊んでいた女、カリスマ編集者のまどかが、何者かに絞殺された。
    第一発見者は、まどかに貢がせていた《club indigo》のナンバーワン・ホストのTKO。
    TKOは、犯人らしき女が逃げていくのを確かに見たという。
    真っ先に疑われることになったTKOの無実をはらすため、《club indigo》の面々は、彼ら独自のネットワークをフルに活かし、晶達の指揮のもと、真犯人を探し始めた…『インディゴの夜』

    成り行きで、ホストのジョン太が、知り合いから預かったという小生意気な小学生、祐梨亜の面倒を見ることになった晶。
    祐梨亜に振り回され、連れて行かれた新宿で、因縁の、ホストクラブ《エルドラド》のナンバーワン・ホスト、空也と遭遇し、空也に興味を示す祐梨亜。
    その夜、《club indigo》のホスト達からお金をかき集め、祐梨亜は姿を消してしまった。
    どうやら一人で空也の店に行こうとしたらしいのだが……『原色の娘』

    晶たちの行きつけの店の、おかまのなぎさママから呼び出され、ママの部活の先輩だという男から、娘をナンパした男を探して出してほしいと頼まれた晶と塩谷。
    ナンパした男は、娘の「ある写真」をネタに、強請を働こうとしているのだという。
    娘の話から、独特のナンパの誘い文句を聞いて、犯人がわかったという《club indigo》のホスト、犬マンは、早速ナンパ師達を全員集合させ、男の居場所を突き止めるのだが、アパートの部屋はぐちゃぐちゃに荒らされていて…『センター街NPボーイズ』

    《club indigo》を不義理に辞めた、元ホストのBINGOから、優夜宛てに、助けを求める電話がかかってきた。
    その日の帰り、しばらく姿を消していたBINGOの客、元《club indigo》の常連客だったハルカが、変わり果てた姿で、店の前に現われ、一台の車とともに、また忽然と姿を消した。
    調べてみると、ハルカと同時期に、突然姿を消したキャバ嬢が何人もいるという。
    BINGOが最近まで働いていたという、ホストクラブ《クロノス》を調べるために、キャバ嬢に化け、客として潜入する晶と、なぎさママ。
    表では《club indigo》のホスト達が待機する中、晶は、まんまと罠にひっかかり、店の奥へと連れて行かれ…『夜を駆る者』
    の4編から成る連作短編集。

    「第十回創元推理短編賞受賞の表題作がシリーズ化。スタイリッシュでウイットあふれる新世代探偵小説、ここに登場」だ、そうです。


    ここに出てくる《club indigo》のホストたちは、なんとお行儀の良い子たちなんだろうと、感心してしまった。
    これも全て、優夜さんの厳しい指導の賜物なのか…。

    経歴も、年齢も、本名すら、塩谷さん以外は誰も知らないという、謎の大物、優夜さんのことをもっと知りたいと思ってしまった。

    なので、続編の『チョコレートビースト』も、読んでみなくては…。

    に、しても、相手によって変えてるらしい、晶の着メロの選曲が、すっかりツボにはまってしまった…。
    「セクシー・ナイト」って、「ジェームス・ディーンのように」って…嬉しすぎ。
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